エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

水ぬるむ候・・・春を迎える

2010年03月03日 | 日記
水温(ぬる)む季節である。
世間は春を迎える準備に余念が無いのである。



近所のため池では、底を浚(さら)っている。
これも春を迎える敬虔な作業であり、手続きだ。

ため池の周りにある銀杏の樹の枝葉芽を吹き出しつつあるけれど、鳩たちの日光浴の場所になっている。



格好の枝振りなのである。
それに、まだ新緑が芽吹いていない分日差しは燦燦と降り注いでくれる。



足元にはクロッカスの花が咲いている。
公園のそこここに咲いているのである。

蕊の花粉が、たっぷりとしていて昆虫たちの羽根に注がれる。



この公園では、もうとっくの昔からモンシロチョウやモンキチョウが羽をひらひらとさせ浮揚している。
優雅な春である。

季節の名残が・・・。



この上には、もうすっかり花を散らしてしまった椿の木がある。
こうした風情がぼくは好きである。
季節の移り目は、寂しいけれど周囲に風情を漂わせてくれる。

こうした瞬間、日本人であって良かった!
と思うのである。



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                     荒野人