エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

水温(ぬる)む候となりました

2010年03月12日 | 日記
今日は暖かでした。
空の高さは、花の色が示しているのである。

空気が気配を運んでくる。
空気の配分こそが季節の温度を作る魔法の粉である。



こうしてみると、空気の色すら変わって見えるのである。



近所の公園のため池にダイサギが飛翔してくるのである。
彼は、いつも不意に現れてぼくたちの目を楽しませてくれるのだ。

先日お見せしたけれど、この池の鴨たちは温んだ水を掻い潜って小魚を捕えたり、沐浴を楽しんでいる。
いつ渡りに入るのであろうか?



明日も晴れるのだと言う。
久しぶりに、我が小部屋の窓を開け掃除でもしようか!と思っているのである。




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                 荒野人

三寒四温どころか・・・日替わりメニューのお天気

2010年03月12日 | 日記
通常は「三寒四温」で季節が進むのが今なのだ。
ところが日替わりメニューで天気が変わる。

また、日本海側の異常ともいうべき寒波・・・一体何なのだ!
と言いたくなるのである。



気候は乱気流に巻き込まれていても、植物たちのDNAはしっかりと季節を感じているようである。
これは、木蓮の花。
咲き初めている。



これはコブシの花である。
コブシ自体、小ぶりの花を咲かせるのである。

もう終わりを迎えている花もある。



白い三椏(みつまた)の花である。



赤い三椏(みつまた)の花である。
赤い三椏の花は珍しい。

三椏は和紙の原材料として知られているけれど、その栽培農家は減少しつつあるようである。

また、三椏は日本銀行券・・・お札に入っていると言われている。
しかしその混合比率は殆どゼロに近いらしいのだ。

お札の原材料の中心は、マニラ麻やパルプである。
教科書に「日本のお札には和紙の原料の三椏が入っている」と書かれているから、三椏を申し訳程度に入れているのが現状である。

三椏は、工芸品の材料としての方が市場が大きいのである。

因みに、和紙の原料になるのは三椏の樹皮だけである。



閑話休題
 天気予報は、専ら「桜の開花予報」であった。
 早い四国で20日開花宣言だという。
 東京は23日だと予測されている。
 旧来の「蕾10個」の重さでの予測では、東京でも20日が開花日だという。

 早く咲いて欲しいので、ぼくは旧来の予測を支持したい。

 桜花(はな)が待ち遠しいのである。
 まるで大好きな女性との逢瀬(おうせ)を待っている気分である。




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