上を向いて歩こう。
坂本九が歌って世界的にヒットした「スキヤキ」のタイトルであり、歌い出しの歌詞である。
このモチーフは、涙がこぼれないように上を向こうと歌うのだけれど・・・ぼくは季節を確認するために上を向こうと言いたいのである。
ほんの少し視線を上げるだけで良いのである。

秋という季節は色彩の魔術師である。

太古、日本が神話の国だったころ、ぼくは秋の紅葉する一片(ひとひら)のモミジの葉であったかもしれない。
でもひょっとしたら「スサノオ」の逆鱗に触れて儚(はかな)くも散り行くモミジの葉に変えられたのかもしれない。
などと空想を膨らませるのも楽しい。

そんな感傷的なイメージに捉われてしまう季節でもあるのだ。
ペーソスという時間が流れる。
深々としたチェアーに腰を沈めて、秋を満喫したいものである。

しかもこの時期には白く立ち枯れたススキの穂も輝いてくれる。

赤く染まる空気。
ぼくも染まってしまいたい!などと思い込む。
それが楽しい。

ふっと視線を上げる。
そこにナウマン象がいたら・・・もっともっと楽しい。
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荒野人
坂本九が歌って世界的にヒットした「スキヤキ」のタイトルであり、歌い出しの歌詞である。
このモチーフは、涙がこぼれないように上を向こうと歌うのだけれど・・・ぼくは季節を確認するために上を向こうと言いたいのである。
ほんの少し視線を上げるだけで良いのである。

秋という季節は色彩の魔術師である。

太古、日本が神話の国だったころ、ぼくは秋の紅葉する一片(ひとひら)のモミジの葉であったかもしれない。
でもひょっとしたら「スサノオ」の逆鱗に触れて儚(はかな)くも散り行くモミジの葉に変えられたのかもしれない。
などと空想を膨らませるのも楽しい。

そんな感傷的なイメージに捉われてしまう季節でもあるのだ。
ペーソスという時間が流れる。
深々としたチェアーに腰を沈めて、秋を満喫したいものである。

しかもこの時期には白く立ち枯れたススキの穂も輝いてくれる。

赤く染まる空気。
ぼくも染まってしまいたい!などと思い込む。
それが楽しい。

ふっと視線を上げる。
そこにナウマン象がいたら・・・もっともっと楽しい。

荒野人