エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

甲斐風土記の丘・・・曽根丘陵の古墳公園

2010年11月19日 | 遺跡
曽根丘陵は甲府盆地の端っこであるけれど、ぼくの通った中学・高校から近い場所にある。

高校の校歌の一節に
 「曽根丘陵に聳え立つ
   富士の高嶺に雲湧きて」とある。



古墳時代後期の古墳が多いのだけれど、周囲からは縄文時代の土器の破片だとか貝ガラなども出る。
ぼくが中学生の頃、この曽根丘陵に土器を掘りに来たものだった。

土器の破片は、桑畑などで掘り起こせた。
土器の破片に縄模様が鮮明に残っていて、興奮したものであった。

あの時の土器の破片は何処にいってしまっただろうか!



前方後円墳があり、円墳も散見出来る。
関東随一の前方後円墳が聳えているのである。



時は今、晩秋の候である。

ぼくはここで日没まで古墳と対話を続けたのである。



甲府盆地一帯を睥睨(へいげい)するように墳墓は屹立している。
大豪族の墳墓である事は想像に難(かた)くない。



円墳の頂上から前方後円墳を望む。
大木がシルエットとなってペーソスを誘うのである。

ブドウ畑の向こうの甲府盆地を眺める。



秋の薄暮である。




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                     荒野人