エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

上総の商家はなかなかに豪勢である

2010年11月22日 | 旅行
上総の国といえば、現在の南房総地域にあたるのである。

古語拾遺によると、よき麻の生きたる土地というところより総国(ふさのくに)と称したという。
古くは「かみつふさ」であったが、「かづさ」に訛化し、7世紀末に既に上捄と書かれる例がある。
国府は現在の市原市能満付近とされている。



士農工商という身分差別があったけれど、庶民は笑い飛ばしつつ生きていたのである。



実な士分の家は貧しく、承認こそが豊かであった事は周知の事実である。
また、農民が士分に次いで高位にあったなどと言う嘘も誰もが知っているのである。

為政者は、事実と違う事も承知しつつ祀りごとを行うのである。



現在の老若男女が訪れるのである。



半鐘もあって、かなりリアルに再現されている。

上総の守には様々な歴史上の人物がいるけれど、歌人として名を馳せた「大伴家持」もその一人である。
上総の介で有名なのは「織田信長」である。

もっともこれは冠位であって実際にそこの地域を差配していた訳では無いのである。
御上(おかみ)から授かった冠位である。



家並の一画に、赤い鳥居があった。
稲荷神社である。

毎日、誰が油揚げを捧げているのだろうか?



一膳飯屋もあった。
どんぶ里めし・・・とある。

お洒落である。



きっと桜花の時期は見事であろうと推測できるたたずまいである。



旅籠であろうか?
大きな建屋である。



前に駕籠が置いてあった。
なんだか、色々と想像できるではないか。



楽しい町家である。






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                     荒野人