エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

今日の桜には翡翠が良く似合う

2011年04月03日 | 
今日の桜は、翡翠(かわせみ)が良く似合う。



今日ぼくが持参したカメラでは、ここまでしか引っぱれなかった。
残念。

翡翠はこの池で小魚を取っては食していたのである。



2分咲きまでいかないかな・・・。
蕾の中に、ほっこりと桜花が開いているのである。



今日から、家の近くの公園ではイベントが始まった。
人が出ている。

うきうきする気分もあるのだけれど、例年に比べると地味である。



もっともっと賑やかだったと思う。
社会を上げて自粛ムードが漂っている。

それは当然だと合点出来る。



しかし桜花は、咲き初めた。
この枝垂れ桜などは、賑々しい。



ひらいた桜花に罪は無い。
精一杯愛でてあげたいのである。

そっと言ってあげてほしい・・・。
「綺麗だよ!」
と。



間もなく、この桜花も咲き誇る。
桜花のトンネルに変身する道路である。

ぼくが毎年楽しみにしている道路である。



ふっと気づいた。
足元の石の階段に菫が咲いていた。

強い、そして逞しい。

世間のムードなど、お構いなしで咲いてくれる。
下手な忖度(そんたく)など、一切しないのである。

それがたまらなく嬉しい。






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