エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

夏の薔薇ないし青嵐

2012年06月01日 | ポエム
青嵐・・・季節を言い得て妙である。
吹き渡る風の特質を見抜いているのである。

かてて加えて、その風が生きる環境すら「青嵐」という言葉から連想、想像出来るのが凄い。







  青嵐やおもむくままにわたりくる  野人







薔薇を引き立てるのも青嵐であるとさえ言える。



ぼんやり、ふんわりした色白美人である。
くっきりとした薔薇も良いけれど、こうしたホンワカ気分も心が和むのである。







  愛でている薔薇の生命の儚さを  野人


  一面の小顔もあれど薔薇大輪  野人







本当は蕊にピントを合わせるのが、薔薇撮りの基本だけれど蕊を見せない!
そうした撮り方も薔薇の神秘を覗けるのである。



薔薇の基本は赤であるのだけれど、中まで見せないのである。
そこに貞淑を感じるのである。



この花弁も、あたかも山並みの重なりの様に見える。
結構自己満足の一枚である。



ミツバチくんもゆったりと蜜を吸っている。
暖かな日差しに、青嵐が渡ってくる。

ここは、とある薔薇園である。




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  荒 野人