俳句を始めて、初の夏を詠っている。
新緑から、緑滴る候を経て、いま万緑を詠める季節となってきた。
万緑を早く詠みたいと思っていたのである。
萬緑の中や吾子の歯生え初むる 草田男
百日紅ラヂオのほかに声もなし 草田男
夏の俳句がぼくの脳裏に印象として刻み込まれている。
とりわけ、中村草田男の句は折り折りに口の端に浮かんだ句である。
こうした俳句が読めれば・・・と思ったりしたものであったけれど、ついぞ俳句をしなかった。
この年になって俳句を始めたけれど「もっと早くから・・・」と思う事しばしばである。

「万緑の積み重ねたる緑かな」
「万緑や堅牢とした佇まい」

始めて詠んだ万緑の俳句である。

終日雨という予報が裏切られて晴れ間が広がった。
人みな、表に飛び出すのであった。

うきうきした気分の横溢している公孫樹並木である。
美しい季節になって来た。
目が癒される候でもある。
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荒 野人
新緑から、緑滴る候を経て、いま万緑を詠める季節となってきた。
万緑を早く詠みたいと思っていたのである。
萬緑の中や吾子の歯生え初むる 草田男
百日紅ラヂオのほかに声もなし 草田男
夏の俳句がぼくの脳裏に印象として刻み込まれている。
とりわけ、中村草田男の句は折り折りに口の端に浮かんだ句である。
こうした俳句が読めれば・・・と思ったりしたものであったけれど、ついぞ俳句をしなかった。
この年になって俳句を始めたけれど「もっと早くから・・・」と思う事しばしばである。

「万緑の積み重ねたる緑かな」
「万緑や堅牢とした佇まい」

始めて詠んだ万緑の俳句である。

終日雨という予報が裏切られて晴れ間が広がった。
人みな、表に飛び出すのであった。

うきうきした気分の横溢している公孫樹並木である。
美しい季節になって来た。
目が癒される候でもある。

荒 野人