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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

軽鳧の子とカタバミ

2012年06月28日 | ポエム
軽鳧の子(かるのこ)がいつ親離れするのか、興味深々である。



この池は湧水では無いだけに、水が少しばかり汚れてしまっている。
軽鳧の親子は、寄り添うように泳いでいる。
池の一部に葦原が設えてあって、カラスから身を守る事が出来る。

他の池では、カラスに子鳧が襲われてしまったといった話を聞くけれど、この池には二組の親子が棲息している。
嬉しい生き物であり、可愛いさがひとしお募る生き物である。







 「軽鳧の子のか細き生命愛おしく」







軽鳧の池では、亀が多数棲息している。
晴れた日など、甲羅干しに余念が無いのである。

我が家の鉢にいつの間にか「カタバミ」の花が咲いていた。







 「カタバミの血潮が透ける可憐かな」





淡いピンクのグラデーションが良い。
少しばかり季節遅れだけれど、精一杯愛でてやりたい花である。



何だか知らないけれど、松の緑が神々しく見えた。
こうした若葉ですら、季節を謳歌する。
ましてや、人が謳歌しない筈が無かろう・・・。





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  荒 野人