軽井沢の青嵐

今頃の軽井沢は、爽やかである。
かてて加えて、レーク・サイドでは薔薇が芳香を放っている。



ここは日本なのか？
と思ったりするほどの風景が広がっている。



昨日、河骨の紹介をした。
同時に、河東碧梧桐が河骨の下に「メダカ」が群れているとの句を紹介した。





　「河骨の花の下には花の影」




とでも詠むだろうか？
これは野人の俳句である。

軽井沢の奥深さは、計り知れないのである。
やはり歴史の為せる業であろうか。



ここは南軽の「石の教会」である。
林の深い場所に隠れるように佇んでいる。
内村鑑三師所縁（ゆかり）の教会である。

林の深い部分に潜んでいるのだけれど「静謐」なゾーンが形成されている。
軽やかでいて、豊かさな青嵐が吹き渡っている。

陽光と緑の影が織りなす大気が澄んでいる。







　「駆け抜けるこの道の先青嵐」







今から梅雨明けまでが実はベスト・シーズンだと言える。
雨を厭わずに出かけてみる事である。



上手くすると、こんな夕景が見られるのである。
この雲の向こうでレンブラントが笑っている。




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　　荒　野人