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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

「挽歌」城所あかり句集

2012年07月07日 | ポエム
城所あかりさん。
ぼくが身を置く「からまつ」の俳人である。

まだお会いしたことは無いけれど、句集を贈って頂いた。
しかも、ぼくは会員であって同人でもない。
初心者である。

座の文学の面目躍如とでも言おうか。
座の端っこに仮の座布団を頂いているから贈って頂いたのだろうと、その気持ちを忖度するのである。



句集の表紙である。
表紙の開きに「ひとひらは空と別れにゆく桜」と墨書してあって、あかりの俳号の下に落款が捺してある。

その風情は良い。

私信が一枚。
冒頭に「ちっち蝉みんなおいでとさくらの木」が置いてある。



ちっち蝉・・・体調2㎝。翅は透明。山地に生息する。秋に出て「ちっちっちっ」と鳴くが音は弱い。
と、広辞苑にある。
寡聞にしてぼくは「ちっち蝉」という蝉を知らなかった。

贈られてきた日が、ぼくの所属する「ほとけ泥鰌句会」の定例日であった。
由利主宰がお持ちになっておられた句集を拝見したのであった。
帰宅したところ、句集が贈られてきていたのだ。

贈られてきて、二日経っていまこうしてブログに書いた。
返礼の句を詠めずにいたのだけれど、今朝がた詠めたのである。






 「青芒渡り来る風挽歌かな」




城所あかりさんの配慮に感謝する気持ちを詠んだつもりであるけれど、修行を始めたばかりの野人の句としてご容赦いただきたいのである。





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  荒 野人