エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

メジロの遊ぶ

2017年02月15日 | ポエム
可愛らしい・・・そうとしか云いようが無いのである。
極めて小柄なのだけれど、存在感は極めて大きい。
メジロは、夏の季語なのである。
けれど、野に出る春にこそ出会える小鳥なのだ。
春のメジロこそ、感動的であるのだ。



河津桜とメジロ。



梅とメジロ。
どの姿一つとっても、可愛らしいではないか。







「花の陰遊び呆けるメジロいて」







昨日、風はあったけれど比較的暖かかった。
その暖かさの間隙を縫って、近所の梅林に出かけたのであった。



七八羽のメジロが、遊びに興じている。
遊びと云うより、梅の蜜を吸っていたのであった。

ちょこっとした動きが、捉えにくく夢中で追いかけ回したのであった。
義経のように、或いはまたツバメのようにすばしっこい。



以外だけれど、花の周りでヒヨドリも遊ぶのである。
しかしながら、ヒヨドリの遊びは少しばかり鈍重である。



    荒 野人