365日怪獣と夏休み

怪獣兄弟に年離れたチビ。そして、怪獣つかいにして、沖縄好きの母えりりん、そして、ハイエース徘徊パパりんのお話。

怪獣兄のチャレンジ

2008-02-12 20:49:12 | 怪獣スキー道場
怪獣兄の日曜日はこうだった・・・

朝起きて突然

「ボク、検定やっぱり受けようと思うんだけど。」

準備ができていないって!!
はっきりいって、前日にテレマークのナイターレッスン受けてるようでは
いかんだろ・・・?
だって、明らかに、
テレマークのレッスン中に
周りで同じ級を受検する子が
滑り込んでいるんだもの・・・

こりゃまいったなあ
マイペースだあ・・・

それでも、受験料を自分で払って
今の実力を確かめてみたい、
前回の失敗を
どれくらい改善できるか
試してみたい

というので
まあ、やみくもに「受かればラッキー」的受験ではない様子。
前回よりも明らかに
練習時間が足りていないので
当然点数は出ないだろう・・・と、
怪獣兄には覚悟させた。
でも、
前回の明らかな失敗が無いところで
実力を試したいというのだから
仕方が無い。
まあ、模擬試験のつもりでがんばって来い!!と、
送り出した。

受付時間が
普段のレッスンのスタート時刻よりも
1時間も前だったため
慌てて、朝ごはんをつっこみ
怪獣弟の弁当をこしらえる。

とりあえず、殺気を感じたのか
怪獣弟はスキーをお休みするという。
まあ、助かった。
怪獣兄を車に乗せ、スキー道具を載せ
出発!!

道中、検定対策について話し合う。
今までサボってきた分
悪い癖も抜けているかもしれない・・・

アレコレ技術についても話し合ったが
(小回りでの上体についてだとか、ストックのつき方だとかターン弧の大きさ形とか・・・いろいろ。)
結局行き着いたのはココ

検定官の前で
ビシーッと止まって、
にっこり笑顔で「ありがとうございました!!」

っと言って見よう・・・。

実は、しっかり止まることに意味があるように思っての
アドバイスのつもりだったが
やはり、礼儀として大切なことでもある。
あいさつはしないよりも
したほうがいいに決まってる。

到着して
検定バーンで各種目1本ずつ
滑ってみた・・・

大回り・中回り・フリーは
もう、変えようが無い。
スピードと元気さとあいさつで勝負するしかないだろう。

で、

小回り・・・

急斜面での小回りでは
な・な・なんと・・・
制動が効かずに、だんだんターンが大回りサイズになって行く。
しかも、右にねじれたバーンだったのを忘れたのか
フォールラインもドンドンずれていく・・・

きゃあああああ!!!!!

や・・・やばすぎ・・・・

これは小回りではない。

「ねえ、今のなにやったの??」
「へ??小回りだよ?それが?」

があああああん・・・・どうしたらいいのだ??
この時点でこの滑り。
小回りだけでマイナス3くらい喰らいそうだ・・・

あまり、ネガティブなことはいわずに
黙ってもう一本やらせてみる。
今度は、フォールラインを意識して、
ターン弧もきちんと・・・リズムも考えて・・・
上体は検定官に・・・ヘソレーザービームを検定官の
おでこに照射せよ!!

リフトで再度確認事項を話し合う。
普段は長いリフトが
なんと短い時間だったことか・・・
もう、集合時間まで
明らかにこの1本しかチャンスは無い。

自信を持って滑れる程度の距離で
3回くらいに分けて滑らせる。
上部3分の1
上体かなり左右に振られている・・・

中部3分の2
上体は固定できてきたが
ターン弧の描き方がまったくバタバタしていてダメ。

ラスト3分の3
今現在できる最高の小回りを見せた。

ちょっと感動した。

まだまだ上は当然いっぱいいるし
課題も山積み。
でも、
気持ちを入れて集中したら
見る見る滑りが変わっていった怪獣兄。

ヤツには緊張感と言うものがないと以前から
思っていたが
普通の人が緊張するくらいで
丁度まじめになるんだな。



合格なんかどうでもいい。
めざすものが分かればいい。
受験料金の分、勉強できればいい。

ほほう・・・

がんばれよー。


まあ、怪獣母の見立てでは
マイナス5を喰らっても仕方が無い
緊張感の無さだったが
最後の小回りには気迫が感じられたぞ。
そういう、気持ちのこもった滑りができれば
きっと伝わる。がんばれ!

そうして、応援はせずに、怪獣母は怪獣母でスキーをしていた。だって、応援するといっつもどうしようもない結果になるって気付いてるんだもん。

昼、長かった検定を終えて合流。

怪獣兄、浮かない表情・・・

あいさつは全部できたという。でも、
ターンは半分くらいしかうまくいかなかった感触だったって。

まあ、それだけでも、
前回よりいいじゃないか!!
前回はあいさつできなかったもんな。
しかも、でっかい声であいさつしたら
検定官の一人が
深く頷いてくれるのがうれしかったって・・・

もうね、母ちゃん最近年のせいか、
涙腺ゆるみやすいんだから
やばいって・・・

まあ、一緒にすべろうや・・・
どんな滑りをしたか
かあちゃんにみせておくれ。

午後に
2本くらい滑ったら
時間切れ。
結果発表に向かう兄。

合格してたら電話ちょうだい。
してなかったら、電話しなくていいよー・・・
そういって、ハイランドに向かう怪獣母。

ハイランドに・・・・

電話が鳴った!!!!

ま??まさか??合格??

そんな訳ない。

はずだ。

でも、100分の1くらい期待。

怪獣兄「あと、1点で、落ちた。1点。」

またまた電波の悪いこの場所・・・笑
前回も似たようなことを言っていた。
「1点足りないでだめだったんだー・・・全種目。」って調子。

すると
よく聞くと

やはり小回り以外は及第点。
小回りで1点落としていたようだ。

しかし

大躍進である。

怪獣兄は不合格だったけれど、嬉しくてつい電話をしてしまったのだ。

まあ、1点に泣く子の方が
多いのだろうが
うちは
あと1点というところまでキター!!!っていう
喜びの方が大きかったわね。

24日に
再度チャレンジの機会がある。
受験するかどうかは
兄が決めるだろう。

リベンジして欲しい気持ちがある反面

24日はレジャースキーで別のスキー場&温泉
予定していただけに
悩む。
受検して午後に合流するか?
3月のラストチャンスにかけるか?

まあ、悩んでもいいけど
好きにしたらいい。
と思っている。









■□■今日のオマケ■□■□■□■□■

ソウルの南大門が全焼 放火容疑で男を確保か(共同通信) - goo ニュース

放火は・・・どうしてしちゃうんだろうね・・・
自分にはよくわからん。

□■□■□■□■□■□■□■□■□■





おおお!ぽちりしてくれてる人がいるぞ!!びっくり。なんと、ありがたし!


コメント (15)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする