フローズンって
映画がありやした。
たしか、
スキー場のリフトに乗ったまま
リフト停止で
放置される間に起こる
もろもろのホラー?
なんだか、物騒そうな話なんで
実はみていない。
*****
3時すぎかな。
おおみかのラストスキー。
なんとか、スチームボートの売店にある
羊の帽子を手にいれたい一心で
必死にゴンドラに乗り込む。
あと、帰りのリフト運行終了まで
15分でのイゾラ山頂。
スチームボート、7分あればいける。
なんとかなる。
と、気合いで山頂からおりようとすると、コースに無情にもネットが。
(>_<)
あきらめて、帰ろうとしたら
怪獣兄が
「森を抜けて、コース外からいこう。」と、
突発的に森に入っていった。
たくさん滑りあとがあるから
なんとかなるだろうけど
自分が滑ることのできる場所かどうかは謎。
やばいかもしれない。
かなりの斜度だけど、極上パウダー。
今季最高のごちそう。
しかし、
昼間にちびっこに中腰でスキーを教えていたせいか
ありえないほど、
膝元とふとももがパンプして
思うように動かない。
ヤバイ。
パウダー用の板をはいた兄はスラスラと滑っていき
姿を見失う。(>_<)
林の中は徐々に薄暗くなってきた。
つまらん細い木に簡単に足をとられるようになってきた。
いよいよ
足がバカになってきたらしい。
しかし、まだまだ
林は続く。
左足ばかりに圧がかかるので
片斜だと気付く。
沢に迷い混んだらしい。
地形的にこの沢をおりていけば
リフト乗り場にはいけるはずだが
リフト乗り場の音も聞こえない。
気付くと、怪獣兄はワタクシのいる反対岸の遥か30m程上に。
げー、
上がれないわ。やばい。
こうして人は林で凍死していくのか?
怪獣兄が
「こっち。上に!」っていうけど、
斜滑降しながら
ジワジワ上がるしかないよね。
歩いて上がれる気がしないもん。
木が混んでいたり
崖があったりで、
なかなか沢から上がれない。
「む、無理だあ。(>_
首の皮一枚つながる。
焦燥感ハンパなかったなあと
話ながらリフト。
もちろん営業終了しているので
音楽もきこえない。
ま、しかたない。
乗れただけで
御の字。
と、
突然、リフトが止まった。
普通なら、リフトが止まったらアナウンスが入るのだが、
アナウンスなし。
ま、ま、ま、まさか
リアル
フローズン
(>_<)
止まってから長い。
動かしてくれるのかな?
死ぬ!
あたりは、間違いなく暗くなってる。
夜目がきく方ではないから、緊張。
怪獣兄と二人で不安の中
時間がすぎてく。
最終乗車している旨は
降り場に伝わってるはず。
なんとかなるさ。
せめてアナウンスがあればなあ。
なんてはなしていたら
ウウ、ウィーン
と、リフト運行再開。
良かったあ。
学んだ事。
①コースクローズしていても林からおりてはいけません。
ネットをくぐっていきましょう。(いや、これもダメか。)
しかし、実際に我々の後に来たボーダーは何食わぬ顔で、ネットくぐり。
おそらく最終乗車にも余裕でまにあっているはず。
②林に入るのは、足前を考えて。
ああ、よかった。
心配した家族から電話が(-_-;)
そうだよね。そりゃそうだ。
よかった。よかった。
おしまい