餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

パリのロシア人

2006-02-07 23:51:47 | アート・文化
土曜日の「プーシキン美術館展」せっかく2度目だからと、最初にさくさく観たところをゆっくり。ジャン=ルイ・フォランの「パリ・オペラ座の舞踏会」が気になってじーっと観ていました。前も思ったけど去年観た映画「ルパン」の一コマみたいです。あれっ、ここにあるのは100年前のフランス絵画です。映画「ルパン」はルパン生誕100周年で制作されたはず。おおっ、ちょうどルパンの頃だ。そう思うと他のなんでもない街の風景が途端に楽しく見えました。ここの大通りを馬車で、とか。郊外の木の絵でさえ隠れ家の外にこんな風景がとか。
そう言えばルパンは何回かロシア貴族に化けていたような。当時のパリにロシアのお金持ちがよく旅行に行っていたのでしょうね。しかしルパンコレクションにマティスはない気がします。シチューキンさん、当時よくあんな新しい絵を買ったものです。