餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

顕微鏡のような目

2007-08-27 23:00:04 | アート・文化
「牧野四子吉の世界」、見たことあるはずです。「ジャポニカ大日本百科事典」「原色日本淡水魚図鑑」、私が小学生の頃図書館で見ていた図鑑の絵はこの人の絵でした。いまだによく見るのが「広辞苑」、小さな線画が挿入されていますよね。動物と植物はこの人です(挿し絵担当は3人)。
こういう細密画は大きな絵を描いて縮小するのだと思っていましたが、原画が小さいのに驚きました。なのに細かい細かい。私が実物を目で見るのより細かいところがわかります。ドジョウのヒゲが線でなく一本一本丸みを帯びているのまでわかるのには感動しました。
ただのリアルな絵に見えるのに昆虫とか妙に可愛いのです。動物画も可愛いのですがこれは実物も可愛いからわかります。蛇や芋虫や蛾、普段可愛くないのまで可愛い。愛だなーと思いました。
1Fのホールには広辞苑に使われた原画と広辞苑の第二版と第三版が置いてありました。
金魚がないのが残念と思いつつ「牧野四子吉の世界 いきもの図鑑」買って帰りましたよ。帰ってから眺めていると金魚もありました。買って正解とニコニコ。原画も見たかったです。
うちにある広辞苑が第三版、後記を探すとちゃんと名前がありました。知らないうちにいろんな人にお世話になっているものです。


楽しい美術

2007-08-27 00:04:41 | アート・文化
私鉄乗り放題がもう一日残っていたのでちょっと見たかった姫路美術館の「まなびとあそびのアート・たんけん」展へ。遊びながら美術の事がわかるようになっています。しかも作品本物です。レオン・フレデリックがあるのはすごいと思いました。ピカソのデッサンが10枚。1枚は偽者です。どれでしょう、とか。よく見るとサインの日付けが11月31日のものがありました。十二支の作品を集めたものの中に十二支でないものが二つとか。猪のところが豚の絵だったり。
割とすぐ見れたのでもう一つ大阪くらいだったら行けるかなと考えていたらポスターが目につきました。「牧野四子吉の世界」知らない人です。でも知っている魚の絵がずらり。芦屋美術館へ向かいます。地図と名前うろ覚えで行ったのが間違いでした。間違えて尼崎に行ってしまいましたよ。引き返すものの芦屋美術館場所わかりづらいです。ヘトヘトになってたどり着きました。