餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

ゆっくり見ようね

2009-05-09 23:58:00 | アート・文化
駆け足で回って来ました。
「橋本関雪展」「安野光雅が描く繪本平家物語の世界」「柳原白蓮展」「高橋留美子展」。
「橋本-」若い頃の精緻な感じもいいですが、晩年の色のにじみが色っぽい。竹内栖鳳の弟子で後に嫌ったとありますが、誰よりも竹内栖鳳の絵に近いような気がします。
「安野-」小さな展示場にもかかわらず資料が満載。讀み飛ばしました。すいません。水彩なのに日本画の世界です。すべて遠景で淡々と物語を追っています。また一つの境地に至られたのだなぁと思いました。
「柳原-」恋に生きたと言えば与謝野晶子を思い出しますが、この人もまた壮絶な生き方をした人です。世紀の恋愛事件のヒロインと書かれているのにも納得。
「高橋-」何でしょう、すごく線がいきいき。最後に34人の漫画家さんがラムちゃんを書いているのが圧巻。青山剛昌さんのラムちゃん、黒の組織の一味になっていました。名前が残っているんだけれど恐れ多くて使えないのコメントになるほど。
石崎幸二「袋綴じ殺人事件」読了。最後の真相解明の部分に毎回感心。よくこんな犯人あぶり出しの方法を。