餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

ソックスモンスター

2013-08-18 23:50:25 | アート・文化
「博物館はおばけやしき」に行って来ました。そしてトークイベント「お化け☆談義inおばけやしき展」を聴講して来ました。
前にいたおばさんが「こういうお化け屋敷なら入れる」と行っていました。納得。お化け屋敷の歴史の展示です。もともとは自然に起こる不思議な現象だったものに名前がつきビジュアルが与えられます。畏怖の対象だったものが江戸時代中期になると化け物なんていない、ないものだからこそ作り出そうと人為的に作り出して楽しむ娯楽が生まれました。当時のお化け屋敷の再現とか面白かったです。
トークで面白かったのは妖怪というと江戸時代のものと思われがちですが明治大正生まれの物もけっこうあると。ここの学芸員さんが何度か聞かれたそうです。「べとべとさん」もとになったの江戸時代の絵はありますかとか。べとべとさんはただの呪文。現象ですらない。これを名前としたのが柳田國男で明治時代。絵を付けたのは水木しげるさんで江戸時代にはいなかった妖怪だとか。昭和生まれですね。アメリカには靴下を片方だけ隠すソックスモンスターがいるそうです。
怖かったのは展示を見ていた時ふと腕を見たら字がいくつも重なって浮き上がっていました。耳なし芳一かっ!ちょっと汗をかいていたのともらったちらしがよく定着していなかったのね。