餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

狩野派VS長谷川等伯

2015-04-26 23:35:32 | アート・文化
「狩野派 永徳の後継者たち」と「くまのプーさん展」に行って来ました。
「狩野-」狩野永徳が信長や秀吉に気に入られ一時代を築いたことは知っていましたが、その後は知りませんでした。最大絵師集団を率いる永徳が急死。乱世の只中で対応に追われるうちに長谷川等伯が台頭。窮地に陥った狩野派は奔走します。豊臣家徳川家朝廷それぞれに有力な弟子を送り込みます。天下がどこに行っても狩野派が残るように。兄弟を西と東に分けた前田家みたいですね。
時代が新しい方が色が綺麗だと思いましたがそうとも言えないようです。桃山時代の絵が鮮やかで江戸時代の探幽の絵がぼろぼろだったり。絵の具にかけたお金と作品の置かれた場所の問題ですね。孝信の芒燕図屏風が好みでした。
平成知新館に雪舟の「慧可断臂図」がありました。有名な達磨さんの絵です。解説を読んでええっ!そんなに怖い絵だったのか。ここでも永徳vs等伯の部屋が。等伯の波濤図かっこいいです。
「くま-」プーさんの物語の書かれた経緯からアニメ化の経緯まで資料とともに展示してありました。アニメの線シェパードさんのタッチ残しているのね。
向井湘吾「お任せ! 数学屋さん」読了。
数学で世界を救おうとする男子中学生とその補助をする女の子のお話です。お小遣いをためるにはとかグランドを分けるとか数学っぽい問題から、告白した方がいいかしないほうがいいかとか微妙な問題まで考えられています。格好良くてくすぐったいような話でした。