映画「LETO レト」を見て来ました。
不思議な映画です。新しいのか古いのかわからない。最初に1980年と出ているから古くはないのだけど(充分古い?)、ロシアの冷戦下らしい。白黒でロックのコンサートシーンがオペラハウスのような重厚な劇場で、若者達が椅子から立ち上がらずに座ったまま音楽を聴いています。係員が周りにいて観客が立ち上がったり手を挙げたりしないように注意している。主人公が私には日本人に見えるのだけど中国系かな。最後売れてメイクしていた時は綾野剛に見えました。実在した伝説のバンド「キノ」のボーカルだそうで。書き込まれるアニメーションが楽しい。流れて来る西側の音楽でデビット・ボウイがすごいと思いました。デュランデュラン好きだけどな。使われてはいませんでした。出て来るズーパークのマイクがロックっていう感じです。主人公はフォークっぽい。鉄のカーテンの内側でこんな音楽シーンがあったのかとしみじみ。どこでも若者は若者なのね。