9/3分です。
「ながれ・いろどる 墨の世界」へ行って来ました。
書はもう何が書いてあるかわからないので、うーんと思ってしまうのですが、墨絵もあると言うので行って来ました。安東聖空と深山龍洞のかな書と山下摩起の墨絵でした。書も水墨画も中国から伝わったものですが、仮名が生み出されたり日本の自然に即した表現になったり変化を遂げて来ました。漢字は額に飾ったり大きな文字の物が多いのですが、かな書は手紙サイズのものばかりでした。美術館など大きな空間で展示するための大きな文字のかな書を発展させたのが安東聖空さんであり、深山龍洞さんだそうです。横にどういう文字が書いてあるかキャプションがついているので何とか読めるような…。書道展よりはましです。文字がどうこうというより装飾性、精神性、情景を生き生きさせるような文字の構成や配置に心が配られているようで。何となく楽しそうな書でした。
山下摩起さんは好きな画家です。名前を見ておおっ、と思いました。墨絵の人だったんだ。油絵の人だと思っていました。墨絵も大胆。ざかざか描いてあるようでちゃんと可愛い。ブドウがツヤツヤだし、鳥が楽しんでいる。仏画はがっしり。金剛力士の装甲がロボットのようです。墨絵を極めた後洋画をはじめキュビズムとか研究したみたいです。なるほど、雪の日の屏風図好きなんですよね。墨絵も素敵です。
9/2分です。
スタンプラリーをしていて参加会場に行ったのですが今日は臨時休業でした。うーん、この辺歩くことないなと途中にあった画廊二つに入ってみました。eikoさんの「Pink Pink Pink」、「飛鳥童出版/創作活動50周年記念展覧会『氷山ルリの大航海』出版25周年」。
「Pink-」座った女の子の周りを金魚っぽい魚が泳いでいます。気になったので入ってみました。女の子とアロワナとかランブルフィッシュとか熱帯魚が多かったですが、１枚金魚わらわらが。買えませんけど。油絵でざっくりした感じですけど可愛い。綺麗に整えていないのが好感です。
「飛鳥童-」1973年に「80日間日本一周・ふーてんすってんってん」という本を出されていて、それがネットで人気が出て復刻されたそうです。油絵で当時の表紙の絵が色が落ちていないのに驚き。73年にヨーロッパ諸国を放浪中ロンドンで認められ個展、ずっとカナダに住んで絵本を出されていたそうです。ご本人がおられてお話を聞きました。当時はとても行けない北極にも行かれたそうで。サンタクロースは見なかったそうです(何を聞いているの)。2000年出版の絵本の文が川崎洋さんなのに驚き。この絵本持っていないよ。この本が欲しかったけどこの絵本はなし。絵葉書を買って帰りました。思わぬところで思わぬ人の名前を聞くものです。絵本は濃厚な動物画で細密。だまし絵のようなルソーのような感じです。北極の絵が素敵。
9/1分です。
「ザ・ニュースペーパー 瓦版 -大阪夏の陣-」と映画「ホーンテッドマンション」に行って来ました。
「ザ-」久々のニュースペーパーです。もう岸田総理狙い撃ち。いじり倒していますが、周りの人の足の引っ張りもすごい。むしろよく支持率持っているなという感じでした。岸田総理の前の総理大臣はというとほとんどの人が安部さんと答えると菅元総理が嘆いていました。存在感が薄くなっているのか。手話や介護ロボもすごい。ようやく今の政治がわかりました(それでわかるのもどうかと)。
「ホーンテッドマンション」館に来た人を亡霊がスカウトにやってくるという。館の亡霊は二つの系統がいます。助けてくれる亡霊と襲って来る亡霊と。襲う方が多すぎ。あの猫って奥さんの生まれ変わり？どんな食べ物か気になります。
8/31分です。
映画「バービー」を見て来ました。
ある種のピグマリオンか。ケンの行動にまさかです。ケンの友達の存在が薄い。バービーランドの家がピンクの壁なしですごいです。波も池も濡れない。階段なんていらない。ふわりと降りる(なるほど)。廃版やレアアイテムが次々出てきて楽しい。激しく遊ばれたバービーの髪型がざんぎりで落書きがあるのもあるあるか。ファッションアイコンなのよね。セルライトは嫌かも。
秦本幸弥「パティスリー幸福堂書店はじめました2」読了。
売れない本屋を継いだ安子さん。赤字経営で悩んでいたところ、美味しいのに場所が悪くて売れないケーキ屋さんと手を組んでパティスリー併設のおしゃれな書店へとリニューアルしました、の第2巻です(2018.6.28参照)。2巻が出ているなんて気づかなかった。こういう本はすぐなくなりますし。友人と行ったブックオフで見つけました。気づいて良かった。とにかくケーキが美味しそうなのよ。来るお客さんが幸せそうに食べるのもいいし。本もちょっと出て来ます。比重はケーキが多めかな。日向と創の過去がわかります。近所に欲しい本屋さんです。あれすでに読んでいました。綺麗に忘れているな。
8/30分です。
近江泉美「オーダーは探偵に セピア色の謎解きはビスケットと忘れじの記憶」読了。
見た目は王子様でかっこいいけど性格が悪いドS探偵のシリーズ第9弾です。衝撃の前編の後編です(日本語が怪しい)。軽い感じの学園ミステリーだと思いきや、ずぶずぶ暗い話に。悠貴の過去の話が出て来たのですが、ええーっ！そこで終わるか？と前編。そして今回が解決編です。まとめると貧困は連鎖するという実に嫌な話かも。美久ちゃんのお人よしさが救いです。