餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

金魚の歯は結構奥?

2024-12-20 00:23:52 | 映画

「30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい 特別編集版」を見て来ました。
アニメ版もあったんだ。実写の方は安達君もさわやかな気がしていましたが、アニメ版だと最初根暗で妬みっぽいのがわかりました。でも本当にだんだん可愛く見えてくる。しかも黒沢君が本当に光っている。まあ変な人ではあります。職場の女の子が面白い。ほのぼのしていて良いです。実写版の方が魔法を使いこなしていたかな(黒沢君が)。
増田こうすけ「ギャグ小説日和 転校生」読了。
くだらない話なんだろうなと読み始めて、あれ。何この受け入れがたい文芸調のいやらしさは。あらすじとしてまとめるとなんでもない日々のささいなことなのですが、ギャグというより不条理なSFの短編みたい。いや、SFもあったけど、人間の嫌なところを抽出したような文章の確かさ。これ実はどえらい文芸作家さんが書いているの?あとがきを読んでわかりました。作者はギャグ漫画家さん。編集者の方に小説を書いてみては?と薦められジャンプSQの綴じ込み付録になっていたそうです。すごいな文芸、じゃなくてジャンプSQ。
中に「港川浩壱の一人旅のススメ輪ゴムにさそわれ奈良の旅」という短編があります。主人公はライター業のかたわら金魚の卸売も細々と営んでいます。いつもは弥富の金魚を仕入れているのですが、金魚によく指を嚙まれるので(噛まれる?)たまには奈良の大和郡山の金魚も仕入れようと。セリの参加を申し込んだついでに、気になっていた輪ゴムの原型が出来上がったとされるN県の製菓工場の見学も次の日に手配します。結局大和郡山の金魚にも指を噛みちぎられていました(だから噛みつく?)。


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