まめ家

はたけのこと、いえのこと、じぶんのこと。

母の反省。

2013-10-01 23:43:32 | 四季折々
このごろ、ブログやニュースを見てますと、修学旅行の話題がちらほら出てきます。

私、子供の修学旅行で、胸がチクチク痛い思い出があるんですけど、ちょこっと聞いてくれますか?

子供が修学旅行に行く時って、行く前は『忘れ物ないように。』って、準備にすっごく気合いを入れて、行ったら行ったで、「今でどこかな?楽しんでるかな?」って、気になって。

でも、本当に気を配ってやらなくっちゃいけないのは、帰って来る日なんですよね。
わたし、最後に気を抜いてしまいました。。

うちの息子が小学校6年生のときの修学旅行のことです。
うちは小学校の真ん前にすんでます。
出発のときはお見送りに行ったのですが、帰りは迎えに行きませんでした。
近いから、勝手に帰ってきてね。って。
修学旅行は5月だったので農作業がとっても忙しく、お迎えの時間はまだまだ畑で作業でした。

仕事が終わって娘を学童保育に迎えに行って、帰ってきてみると、家の前に息子がちょこんと座っているのです。
おっきな荷物と一緒に、です。

ハッとしました。
修学旅行に、家の鍵なんて持ってってない。
いったい何時間、こうして待ってたの?
ごめんなさい。
せっかくの修学旅行の楽しい気持ちが台無しにしてしまった。

息子は、ルタオのチョコレートをお土産に買って来てくれてました。
みんなのことを考えて選んでくれたんでしょう。
楽しかったことを話しながら、一緒に食べたかったのに、まるでお通夜のようでした。


修学旅行という、非日常の楽しく興奮した行事の思い出をしっかり聞いてあげて、受け止めてあげて、子供達はゆっくりと日常に戻って行くのだと思います。
受け入れ態勢を万全に整えてあげるのが、母の大事な役割だなって、ほんと感じました。

実は、私も同じような経験したことあったのに。
中学の時、修学旅行から帰ると、母が飲み会か何かで家にいなかったのです。
いつもはどうってことないのに、「なんで帰って来る時、家にいてくれないの。」ってさびしくなったのに。

同じようなさびしさを味わわせてしまってから思い出しだ、ダメダメ母でした。


これから修学旅行を迎えるお母さん達。

準備を入念にするのは、当たり前。
修学旅行最中は、楽しいんだから心配無用です。
その分、帰ってくる日にゆったりと話しを聞けるように、準備してて下さいね。

失敗こいた、アホな母からのおせっかいです。


さて、その息子も去年高校の修学旅行でした。
失敗を教訓にして、早めに迎えに行って、帰宅してからは『お土産公開&大試食会』

息子が「たぶん、今回オレほどいいお土産を買って来たやつは、いない!」と豪語したお土産はこちら。

(1年前の写真です。)

奈良→京都→広島→東京。
はい、ほぼ食べ物でした。ww
消費期限を確認しながら、どれから先に食べて行くか?
後半は、怒濤の八つ橋食べ比べでした。ww (楽しかったですよ。)

更に母をうるっとさせたのは、奈良で買って来てくれた、包丁でした。(写真はないのですが。)
刃がヌメ~っとしてて、見るからに切れる風貌。
力を入れなくても、すっと当てただけで切れます。
なるほど、日本刀を作る刀鍛冶さんのところで買ってきてくれたそうです。

この包丁は今でも毎日使ってます。
使うたびにうれしくて、ちょこっと切なくて。

来年は、moekoの修学旅行が待ってます。
ゆったりと過ごせるように、気を抜かずに準備しましょう。