石本さんの織部茶碗です。
なかなかの風格。
こちらは、唐津風の片口。
酸化焼成で、いい色に焼き上がりました。
酸化は、つまり「サビる」って意味で、銅を主成分とした織部釉は、サビついて緑青(ろくしょう)の緑に発色するわけです。
こちら、同じく石本さんの大鉢です。
寂び枯れたたたずまい・・・
さびかれた・・・と書きましたが、こちらは還元焼成なんで、サビ色は抜けてます。
還元は、「サビをクリアにする」焼き方で、つまり鉄分の多い土から赤茶けた色が飛んで、ブルーがかります。
酸化と還元のメカニズム、理解してもらえました?
次回の還元焼成は、6月になります。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園