22日未明に日本人が新彗星を発見したとのことです。発見者は静岡県にお住いの西村栄男さん。
ここ数年間において新星発見などでも数多くの実績をお持ちで、西村さんの名前が付く彗星は
1994年の中村・西村・マックホルツ彗星以来2つめになります。まだ国立天文台のサイトには
トピックスページが上がっていませんけど、日本人が発見した彗星一覧には載っていました。
今回発見された彗星について、ステラナビゲータを使って8/1明け方における天空上の位置を
シミュレーションすると、こんな状況。
AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(色反転処理)
ふたご座の2等星カストルのすぐ傍に見えるようです。既に地球軌道の内側に入っていて、
見掛け上、太陽からあまり離れてないところに位置し、薄明開始時の地平高度が2~3度と低い上、
予想光度が10等台なので、観測条件は良くない感じ。近日点通過(太陽最接近)は来月13日で、
太陽に近づくにつれて観測条件は日毎に悪化する見込み。機会があれば早めに撮りたいですが、
しばらくは月明りが邪魔なんですよねー。撮影でのご縁も無く、お見送りすらできないかも?