雪化粧した姿が飛び切りクリアに見えてます。
まだバッチリメイクとは言えないかなぁ・・・
先週末に夕方の西空に木星と金星が並んでいる光景を狙おうと準備していたものの、
天候がすぐれなかったため撮れずじまいとなってしまいました。
今週はもう両者の間隔が開いてしまって、望遠レンズで富士山と一緒に捉えるのが難しくなりましたが、
そのかわり細い月が近くにやってきて、今日は月の左上に土星まで並ぶシーンが見られました。
それをコンデジで狙ってみたのがコレ↓
ソニーRX100M3 望遠端(光学ズームのみ) ISO1600 F4 1/15秒露出 三脚使用 トリミングあり
ちなみに各天体の位置関係はこんな感じ↓
(AstroArts社 ステラナビゲータによるシミュレーション)
木星の右下には富士山があって、それも考慮したフレーミングだったんですけどね、
残念ながら雲隠れ状態で、一目でそれと分かる綺麗なシルエットが写せませんでした。
自然が相手だと、なかなか思い通りのイメージに撮るのが難しいものです。
8日ぶりの朝撮りは紅富士狙いとなりました。
今朝は厳しい冷え込みで、富士山アメダスの気温は5時台からマイナス20℃を下回ってます。
ウチから最寄りの八王子アメダスでは最低気温0.7℃を記録。11月にこの寒さは堪えます。
【追記】
真っ白になった姿も撮っておきました。
これで紅白揃いぶみ。
今月6日にキヤノンが天体撮影専用フルサイズミラーレスカメラの発売を正式発表しました。
商品名は"EOS Ra"で、思わず「イオスラ」って読んじゃいました。発売日は12/5に決定した模様です。
昨年発売したEOS Rをベースに、内蔵ローパスフィルターの分光透過率特性を長波長側まで通すような
仕様に変更したモデルで、☆撮り屋が好んで狙う赤い輝線星雲の放つ波長656nmの光が良く写るように
仕立てられてます。普通のカメラですと、この波長の光がフィルターでほとんどカットされるんですが、
それをノーマルのEOS Rに比べ4倍まで透過率を高めているとのことです。
https://canon.jp/newsrelease/2019-11/pr-eos-ra.html
fornax8は7年前に同社製のEOS60Daを購入しましたが、これも天体写真専用機として発売されたもので、
現在も☆撮りのメインカメラとして愛用してます。これは確か656nmの光の透過率をノーマルのEOS60Dと
比べて3倍ほど上げているとの仕様だったんで、もしノーマルEOS Rの長波長域の透過特性がその当時と
変ってなければ、EOS RaはEOS60Daより1.3倍ほど赤い散光星雲が写りやすくなるってことかな?
☆撮り屋の端くれとしてはとっても気になる製品ですが、価格のハードルがかなり高いんですよねぇ。
EOS60Daは限定販売でしたから、今回も数量が限られてたりすると入手しなかったことを後で後悔する
かもしれないし・・・ んー、悩むなぁ。
半分以上雲隠れ状態ですが、一応見えました。
逆光状態なんで、綺麗には撮れてませんが、とりあえず記録ということで。
昨日は夕方までずーっと雨で、木星・金星・富士山の3ショットは残念ながら撮れずじまい。
で、今日の夕空の光景はどうなるかっていうと・・・
(AstroArts社 ステラナビゲータによるシミュレーション)
両星は昨日より近づき、今回の会合では最接近状態となります。
夕方までに天候が回復するかどうか微妙ですが、晴れたら狙ってみたいです。
【追記2】
日没から約20分後の富士山方向はこんな感じ↓
雲が厚くなってしまったような・・・ 熱低崩れの雲が来てるみたいなんで、今日も期待薄ですかねぇ。
【追記1】
13時半頃の富士山方向はこんな感じ↓
陽射しが出てきたんですけどね、富士山は雲に阻まれて見えてません。
このところ夕方の西の低空に明るい星が2つ並んで見えてます。その2つの輝星の正体は木星と金星です。
で、今日はウチのベランダから両者が富士山の上でほぼ縦に並ぶ光景が見えることが分かりました。
(AstroArts社 ステラナビゲータによるシミュレーション)
ウチからの富士山撮影で主に使っているEOS Kiss Digital Xに200mm望遠レンズを組み合わせると、
四角枠のフレーミングになってちょうどイイ感じに撮れそう・・・ なんですが、問題は天気。
関東地方は昨日から雨が降り続き、明日までぐずつくとの予報が出てます。
いやー、夕方だけでも晴れてくれると嬉しいんですけどねぇ、ちょっと厳しいかなぁ。
11月中旬と言えば、有名な「しし座流星群」の活動時期ですが、2001年に壮観な流星雨が観測されて以来、
国内では目立った大出現は見られていません。その流星の素となる微粒子ダストを撒き散らしているのが、
いわゆる母天体の「テンペル・タットル彗星」(周期33年)なんですが、現在は太陽からかなり遠ざかってる
せいもあり、濃密なダストの流れに地球が遭遇し難い年代らしく、今年の活動も数的には低調だったようです。
そんな中、世界時22日5時ごろ、しし座群とは別に「いっかくじゅう座α流星群」が顕著な活動を示すかも?
との情報が海外の某天文学者から出されていました。一般の人には全くもって知られていない流星群ですが、
過去には1時間当たりに換算して400個以上も流れたという記録があったりします。
但し、実際には活動が極めて短時間で、数分程度から1時間に満たない間に十数個~百個ほど見られた後は
パタッと打ち止めになってしまうのが特徴らしいです。
で、予想ピーク時間は日本では昼間にあたり、天気が良くても流星を目撃するのは不可能だったんですが、
全世界的な電波観測網では活動ピークが捉えられたようです↓
http://www5f.biglobe.ne.jp/~hro/Flash/2019/AMO/index.htm
でも、やっぱり活動時間が短か過ぎたのか、不発だったと言う観測者が多かったとか。
流星雨はやっぱり激レアな天文現象なんで、なかなかお目にかかれないってことでしょうネ。
2001年のしし座流星群のような物凄い流星雨をもう一度見てみたいなぁ。
昨日より僅かに霞んだような感じですが、よく見えてます。
最寄りの八王子アメダスの今朝の最低気温は2.7℃で、今季一番の寒さになりました。
クローゼットからダウンジャケットを引張り出さないと・・・