ちょっと霞んでますが、頂上付近の冠雪が確認できました↓
24日に初冠雪が発表されましたが、昨日から気温が高めなので、一旦、雪が消えるかも?
ちょっと霞んでますが、頂上付近の冠雪が確認できました↓
24日に初冠雪が発表されましたが、昨日から気温が高めなので、一旦、雪が消えるかも?
金曜日の晩に天体撮影目的で長野県の乗鞍高原まで遠征。
予報では山沿いの天気が微妙な感じでしたが、秋晴れに恵まれて一晩中快晴でした。
お蔭で久々に素晴らしい星空を堪能することができ、大満足の一夜だったんですが、
明け方は放射冷却のせいで気温が1℃まで下がり、体には堪えました。
さて、この晩のメインターゲットは見頃を迎えている彗星2つでした。
まずは8月にも撮影したガラッド彗星(ギャラッド彗星ともいう)の画像がこちら↓
【ガラッド彗星】
キヤノンEOS Kiss Digital X + 口径18cm写真撮影用反射望遠鏡 赤道儀使用
ISO1600 F2.8 3分露出×14コマ彗星核基準比較暗合成と3分露出単一画像を加算平均合成
※画像クリックで拡大
短いながら太めの尾が伸びているのが分かります。
現在、宵の西空でヘルクレス座の一角に見えており、光度は約7等級。
予想より1等級ほど明るくなっているようで、最盛期の来年2月には
肉眼で見える可能性も出てきました。その頃の姿が楽しみです。
ちなみに、この彗星は太陽系外からやってきて、再び遠い宇宙空間に飛び去っていく
軌道を持った非周期彗星になりますので、一度しか見られない類の天体になります。
で、狙っていたもう一つの彗星は明け方にならないと姿を見せないということで、
それまでの時間は一般天体の撮影で時間つぶしです。
その成果の一つがこちら↓
【クワガタ星雲】
撮影機材は上と同じ ISO1600 F2.8 7分露出×10コマ加算合成
※画像クリックで拡大
秋の星座であるカシオペヤ座とケフェウス座の境界に位置する赤いガス星雲です。
正式名称はSh2-157ですが、その形から個人的に「クワガタ星雲」と呼んでます。
そんなマイナーな天体を撮影しているうちに日付も変り、
丑三つ時になると細くなった月が昇ってきました↓
【月齢25.6】
撮影機材は上と同じ ISO100 F2.8 1/500秒露出×19コマ加算平均合成
細いとはいえ、月明りで冬の淡い天の川がちょっと見難くなりました。
さて、3時半すぎになって、もう一つの彗星が東天に姿を現し、4時近くから撮影開始。
撮れた画像がこちら↓
【本田・ムルコス・パジュサコバ彗星】
撮影機材は上と同じ ISO800 F2.8 1分露出×16コマ彗星核基準加算合成
※画像クリックで拡大
こちらはガラッド彗星とは対照的に細長い尾が伸びているのが分かります。
現在、7~8等の明るさでしょうか。口径5cmの双眼鏡で見えました。
ちなみに、この彗星は5年と3ヶ月で太陽を周回している周期彗星で、
太陽に一番近づく点が地球より内側で水星と金星の軌道の間、最も離れる点が
地球より外側で木星の軌道付近という、楕円軌道を廻っていまして、
太陽に接近した時だけ明るく観測されます。発見されたのは60年以上前の1948年。
第一発見者は日本一のコメットハンターである本田実さん(故人)でした。
9/28に発見から12度目の太陽最接近を迎えることになります。
先月の中旬には太陽に向う途中で地球にも大接近しました。
その頃は残念ながら南半球でしか見えませんでしたが、ようやく北上してきて
日本の空でも見えるようになってきたという訳です。観望好機は10月中旬まで。
あまり明るくならないため、一般向きの彗星ではありませんが、
こういう天体もあるということで紹介してみました。
っていうか、月以外はどれもマニアック過ぎですかね?
笠雲がかかってました↓
天気はまた下り坂?
朝から快晴ですが、それもつかの間のこととなりそうです。
日曜日の未明に撮った月面の画像がまずまずの結果だったので、
昨夜は調子に乗って木星を撮ってみました。
CSマウントCCDカメラより撮像素子がさらに小さい(1/4インチ)WEBカメラを使ってみました。
得られた動画がコレです↓
木星の模様で一番有名な「大赤斑」がほぼ正面に来てました。
カメラのせいか、あるいはPCが非力なのか、コマ落ちが激しくて、カクカクした動画に
なってます。キャプチャソフトにも問題あり?
で、例によって高品質画像のみを平均化して(今回は500コマ)、
適当に画像処理して得られた静止画がこちら↓
※画像にマウスカーソルを合わせると模様の名称が表示されます。
惑星撮影はしばらくやってなかったので、ピントの追い込みとかが不十分かな?
画像処理も操作勘が戻ってません。要リハビリって感じです。
まぁ、買値約4000円の古~い30万画素カメラにしては模様がそこそこ描出できたので、
ヨシとしておきましょう。
昨夜は二十日月。夜更けに昇ってくることから「更待月」とも呼ばれるそうです。
その南部のクレーター群を望遠鏡+CSマウントCCDカメラでキャプチャしてみました↓
地球の大気による揺らぎ(「シンチレーション」と呼ばれる)で像が安定しませんが、
動画としては生々しくてイイかもしれません。
で、先日の名月撮影と同様に、約1分間で記録された約1800コマの中からクオリティの高い
画像380コマを平均化して得た静止画がこちら↓
シンチレーションの影響が少なければ、もっと綺麗に撮れたかもしれません。
ちなみに使用望遠鏡の焦点距離は2160mmで、2倍のエクステンダーレンズをかませたので、
4320mmになりますが、CCDカメラの素子サイズが1/3インチと小さく、
写る範囲がごく狭いことを考慮すると、計算上は30000mm以上の焦点距離の超望遠レンズ
で撮ったことに相当する拡大率になります。ちょっとやりすぎかも?
今日の17時過ぎ、東の空にこんな綺麗な虹(↓)が見えました。
でかいので全貌を写せず、左右半分ずつ撮ったのがこちら↓
さらに望遠で両端部分をアップ↓
七色の全てが確認できるイメージです。
外側に「副虹」も写ってますが、主虹とは色の順番が逆なんですね。
いやー、こんな濃い虹は久しぶりに見ました。何か良い事あるでしょうか?
経産省による「節電アクション」サイトで節電宣言登録してからひと月が経過。
7月請求分から9月請求分の電気使用量が確定し、
前年度比の節電実績が判明しました↓
指定されたここ3ヶ月の各月とも目標である15%削減を超え、月平均で28%削減達成。
いやー、ここまで節電できるとは思ってませんでしたけど、
単純に昨年の夏の方が暑くて、エアコン使い過ぎてたってことかもしれません。
で、どのご褒美に応募するか、これからじっくり検討しましょ。
いつもならデジイチで狙うところですが、今年はCSマウントCCDカメラに
一眼レフカメラのレンズを付けて、PCで動画キャプチャしてみました↓
いわゆる日周運動で月がゆっくり動くだけなので、動画としては退屈かも?
ちなみに使用レンズはニコンの古い105mmF2.5中望遠で、前玉の口径は5cmもありません。
CCDカメラの素子サイズは1/3インチなので中心部しか写らず、かなりの望遠効果になります。
画質が全然ダメなのは承知の上で撮りましたが、模様は意外とわかります。
で、2分間に記録された約3600コマ(フレーム)から約半分を平均化して得た静止画がこちら↓
やっぱりデジイチで撮った方が綺麗だったかな?
久々に撮影できました↓
まだ湿度が高いせいか、かなり霞んだイメージです。
この時期ともなれば、さすがに白いものは見えませんが、
あと2ヶ月足らずで、降雪もありうる季節となります。