Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 11/20 月と火星が接近

突発出現はあるのか? ヘルクレス座τ流星群

2022-05-31 10:23:20 | 天文現象

日本時間で5/31の14時頃を中心にヘルクレス座τ(タウ)流星群が突発出現する可能性が指摘されてます。
日本では昼間のため観測できませんが、北米の西海岸では好条件で見られるとの予想があります。
ネットライブ中継の企画があるので、下のリンク先に注目したいところです。

A Tau Herculid meteor shower? Online observation – 31 May 2022

Herculids Meteor Shower LIVE! Mega-Shower Astronomy Event

Herculids Meteor Shower LIVE

ちなみに、この流星群の顕著な出現は過去に1回だけ記録があるようなんですが、
暗い流星ばかりだったらしいので、今回も光学観測では捉え難いかもしれず、
電波観測向きかもしれません。ということで、電波観測速報は下のリンク先で見られます。

2022年ヘルクレス座τ流星群電波観測速報

既に少し上昇基調って感じがありますけど、どうなるんでしょうねぇ。

なお、活動ピークの継続時間が長くなれば、日本でも今日(31日)の日没後の薄明が残る時間帯に
おこぼれ程度の出現が捉えられる可能性もあります。


今朝の富士山(2022/05/30)

2022-05-30 07:30:00 | 富士山

昨日と比べると霞んでいるものの、しっかり見えてます。

八王子アメダスの昨日の最高気温は29.8℃で、辛うじて真夏日にはならなかった模様。
都心では31℃近くまで上昇したんですけどね、ちょっと意外でした。
ちなみに、富士山アメダスでは2.2℃まで上がってましたので、雪解けが進んだことでしょう。


今朝の富士山(2022/05/29)

2022-05-29 08:10:00 | 富士山

今日は邪魔な雲が無く、スッキリ見えてます。

八王子アメダスの昨日の最高気温は27℃で、午後から上昇ペースが鈍ったようです。
今日の予想最高気温は31℃となっていて、今年初の真夏日になる可能性が高いです。
関東内陸部は全国で一番暑くなるとの予想で、熊谷では35℃まで上がるとか。
5月中に猛暑日が来たりしたら、7~8月はどうなってしまうのか気掛かりです。


今朝の富士山(2022/05/28)

2022-05-28 10:30:52 | 富士山

雲隠れ状態の部分もあったりしますが、久々にクリアな姿を拝めました。

八王子アメダスの気温が10時前に25℃を超え、これで5日連続の夏日となりました。
よく晴れているので、最高気温は28℃以上まで上昇するかもしれません。
熱中症にならないよう、十分な注意が必要です。


The Whale Galaxy & The Hockey Stick Galaxy

2022-05-23 12:25:30 | 遠征日誌

新潟県南部某所での☆撮り第3夜の成果の続きです。
当夜の2番目のターゲットはコレでした。


【NGC4631・4627&NGC4656・4657】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,フィルター無し,
 総露出時間48分(4分×12コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド(ステラショット2使用),トリミングあり

いずれもりょうけん座にある銀河です。右上側の大きな銀河NGC4631は横から見た恰好の
棒渦巻銀河で、その形から「クジラ銀河」"Whale Galaxy"の愛称が付いていますが、個人的には
サンマの塩焼きに見えてしまいます。そのすぐ上(北)に寄り添っている伴銀河NGC4627は
差し詰め横に添えられた大根おろしってところでしょうか。 でも盛る量をケチってる感じ?
一方、左下側の銀河NGC4656は左(東)端に小さめの銀河NGC4657が接した状態で、
両者を合わせた形態から「ホッケースティック銀河」"Hockey Stick Galaxy"の異名があります。
個人的には細身で足長のイカのように見えてしまうんですけど、ちょっと微妙かなぁ・・・
これらは全て3000万光年の彼方にある銀河の群れで、NGC4631銀河団と呼ばれています。

さて、この夜に撮ったのはもう1つだけあるんですが、それは別な記事で紹介したいと思います。


今日の太陽(2022/05/22)

2022-05-22 12:45:02 | 太陽

今月初の太陽面撮影。


EOS60Da+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm)+ND10000太陽撮影用フィルター(コレ無しでは危険!) 

面積的に結構大きな黒点群が右上(北西)側に認められます。位置からすると数日前から見えていたはずです。
半暗部が多くて濃くないですが、日食グラスを用いて肉眼で見たら一群として辛うじて存在確認できました。

で、興味を持たれた方へ念のための注意喚起ですが、太陽を裸眼で直視するのは極めて危険な行為ですので、
観察する際は必ず日食グラスを使いましょう。また、双眼鏡等の光学機器を使った観測は危険度が増すので、
日食グラスを超える安全な減光方法について正しい知識をお持ちでない方は絶対に止めましょう。
カメラ等での撮影も強力な減光フィルターが必須ですので、そのような専用アイテムを持っていない場合は
機材を焼損する恐れがあるので避けてください。


The Cocoon Galaxy

2022-05-21 15:25:08 | 遠征日誌

みずがめ座η流星群を狙った日の翌晩も新潟県南部某所で☆撮りを敢行。何と3夜連続です。
我ながら飽きずによくやるなぁーって思ったりもしますが、天気がとっても安定してたもので
このチャンスは逃したくないって感じでした。
この夜は再び主砲を使って、銀河などの天体を思いつくまま撮ったのでした。
で、最初のターゲットはコレでした。


【まゆ銀河 NGC4490】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,フィルター無し,
 総露出時間48分(4分×12コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド(ステラショット2使用),等倍トリミング

りょうけん座にある銀河です。形態上は棒渦巻銀河に分類されていますが、すぐ上(北)に写っている
小さな銀河NGC4485との相互作用で形が大きく歪められ、渦巻構造があるのかはっきりしません。
その姿から「繭銀河」"Cocoon Galaxy"という名称で呼ばれていますが、ちょっとピンと来ませんねぇ。
むしろ磯に棲息する軟体動物の「アメフラシ」によく似ている気がします。色は違うけど・・・
視直径が小さいんで、焦点距離500mmの画像では細部がよく分かりませんが、ネット上に公開されている
高解像イメージを見ると、暗黒帯や散光星雲が点々としているところがアメフラシの体の模様っぽく、
さらに右(西)側には頭部のツノみたいなのも認められるので、本当にそっくりって感じがしてきます。