今年も玄関先の壁の上にツバメの幼鳥が集ってます。
多いと10羽くらい止まってたりします。
飛翔練習のためのお気に入りテイクオフポイントになってるのかもしれません。
今年も玄関先の壁の上にツバメの幼鳥が集ってます。
多いと10羽くらい止まってたりします。
飛翔練習のためのお気に入りテイクオフポイントになってるのかもしれません。
22日未明に日本人が新彗星を発見したとのことです。発見者は静岡県にお住いの西村栄男さん。
ここ数年間において新星発見などでも数多くの実績をお持ちで、西村さんの名前が付く彗星は
1994年の中村・西村・マックホルツ彗星以来2つめになります。まだ国立天文台のサイトには
トピックスページが上がっていませんけど、日本人が発見した彗星一覧には載っていました。
今回発見された彗星について、ステラナビゲータを使って8/1明け方における天空上の位置を
シミュレーションすると、こんな状況。
AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション(色反転処理)
ふたご座の2等星カストルのすぐ傍に見えるようです。既に地球軌道の内側に入っていて、
見掛け上、太陽からあまり離れてないところに位置し、薄明開始時の地平高度が2~3度と低い上、
予想光度が10等台なので、観測条件は良くない感じ。近日点通過(太陽最接近)は来月13日で、
太陽に近づくにつれて観測条件は日毎に悪化する見込み。機会があれば早めに撮りたいですが、
しばらくは月明りが邪魔なんですよねー。撮影でのご縁も無く、お見送りすらできないかも?
昨夜撮影した木星です。
【木星 2021.7.25 01時台】
タカハシμ-180+2.5倍バローレンズ+ADC+冷却CMOSカメラ(ZWO ASI1600MC-cool),合成F値=30,
タカハシEM-200Temma2M赤道儀,約1分間のキャプチャー動画から1200フレームをAS!3にてスタック,
Registax6でwavelet処理
個人的に今年初の木星撮影でした。動画撮影時間が短めだったため、スタック数が稼げず、
ちょっとノイジーなイメージになりましたが、上側の白斑群などが案外よく捉えられたんで、
久々の撮影にしてはまずまずの結果かなぁ。左端には衛星イオが写ってます。
ちなみに、こちらのサイトにある高層の風速マップはこんな状況。
日本上空のジェット気流は比較的弱めな上に関東付近は速めの流れから外れていた模様。
好条件に助けられたかもしれません。
20時台にバックムーンをカメラレンズで撮った後、深夜には長焦点鏡にてドアップ撮影。
キヤノンEOS Ra+タカハシμ-180+フラットナーレデューサー,F9.8,ISO200,露出1/500秒
タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾
満月になったのはAM11:37。それからほぼ12時間経過後の撮影なので、右側が少し翳り始めており、
クレーターの凹凸が見やすくなってます。
20時台に7月の満月「バックムーン」が昇ってきたところをデジイチで撮りました。
左端には土星も写ってるんですけど、あまり目立ちませんね。
HDR合成モドキの処理をして月の模様が分かるようにしてみたものの、少し不自然になったかも?
もう少し月の高度が低い時間帯に撮った方が良かったかなぁ・・・
18時前にこんなものが見えました。
右の非常に明るい像は太陽で、左へ少し離れた所に別な光芒が写ってます。
太陽とほぼ同じ高さに見えていたんで、おそらく「幻日」ではないかと思われます。
望遠にして縦構図で写したのがコレです。
色が少し分かれてますね。幻日の目撃は昨年12月27日以来です。
何かイイことあるかな?
木曜日の未明、再び近場で☆撮りしました。
撮影対象はこの天体のみ。
【みずがめ座の土星状星雲 NGC7009】
キヤノンEOS Ra+タカハシμ-180+フラットナーレデューサー,F9.8,ISO800,
総露出時間13分(露出1分×13コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド(ステラショット2使用),等倍トリミング
名称は形が土星に似ていることに由来します。名付けたのはアイルランドの天文学者ロス卿で、
19世紀半ば頃の眼視観測が基になっているようです。中央の青緑色をした面積体の両サイドに
突き出たような構造があって、確かに環が閉じ気味の土星に似ている感じのイメージです。
視直径はWikipediaによると約41×35"ということなので、土星の見掛け上のサイズに近いです。
惑星状星雲に分類される天体で、その分類名どおりの典型的な星雲という印象です。
なお、惑星状星雲は普通の恒星が一生を終える際に形成されるガス星雲で、太陽もいずれは類似の
最終形態になると考えられています。そうなる前に地球は太陽光球に飲み込まれるらしいです。
さて、この天体の撮影は個人的に初チャレンジとなりました。焦点距離1762mmでは拡大率不足で、
詳細な内部構造までは残念ながら掴めずじまい。実際に撮ってみたら意外と表面輝度が高くて、
いつものようにISO1600で3分も露出すると中心部が白飛びしてしまったんで、感度と露出時間を
控えめにしました。こうなると焦点距離をもっと延ばし、5000mm以上で再挑戦したくなります。
追尾精度はさらに厳しくなるでしょうけど・・・
視界不良ですが、何とか見えてます。
カレンダー上は今日から4連休となりますが、個人的には夏季休暇の11連休に突入します。
新型コロナの感染再拡大で遠出とかが憚られる状況なんで、自粛生活しかないかなぁ・・・
朝はよく見えませんでしたが、夕暮れ時になってシルエットが浮かび上がりました。
ウチから最も近いアメダス(八王子)における今日の最高気温は34.7℃。
一昨日の35.8℃より低かったとは言え、今日もうだるような暑さでした。
梅雨明け後の好天に恵まれた土曜日の晩、近場で☆撮りしてきました。
前回に引き続き、長焦点望遠鏡でのオートガイドのテストが主目的です。
撮影したのはコレでした。
【こぎつね座の亜鈴状星雲(M27)】
キヤノンEOS Ra+タカハシμ-180+フラットナーレデューサー,F9.8,ISO1600,
総露出時間36分(露出3分×12コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド(ステラショット2使用),適当にトリミング
その形がウエイトトレーニングに使うダンベルに似ているということで「亜鈴星雲」の愛称で
知られている天体です。実際に望遠鏡を覗いて眼視観測すると江戸時代の「分銅」に似た感じで、
シオノギ製薬のマークが思い浮かんでしまいます。
前回の撮影で狙ったドーナツ星雲と同種の惑星状星雲という類の天体になりますが、
コイツはかなり大きくて、等倍トリミングするとこうなります。
Wikipediaによると視直径はドーナツ星雲の1.4×1.0'に対して亜鈴星雲は8.0×5.7'ということで、
実に5倍以上もの差があるんで、大迫力のドアップ画像になりました。
さて、この夜の撮影では小型ガイド望遠鏡の焦点距離を2倍以上に延長して臨みました。
使ったツールはビクセンの2.4倍Cアダプターで、元の焦点距離175mm×2.4=420mmとなりました。
ステラショット2のマニュアルによると、ガイド鏡の焦点距離は撮影用光学系の半分~1/4程度が
目安になるとのことで、1762mmの長焦点鏡に対しては1/4相当で440mmが目安という計算になります。
420mmだと若干不足気味なんですが、手持ち品では他に妥当なツールが無いんで致し方なしです。
で、結果は等倍トリミング画像のとおりで、ガイドエラーがかなり抑制されました。
但し、焦点距離が延びた分だけ像が暗くなったことで、ガイド星が見つけ難くなってしまったため、
ガイド用カメラの露光時間を1秒から3秒へと長めの設定にして対処したり、ステラショット2の
オートガイドに関するパラメーターを弄ったりして、条件設定上の試行錯誤が大変でした。
思いつきで組んだトンデモ系のガイドシステムですが、概ね使える感触が得られたんで、
これから視直径の小さい天体も狙っていけそうです。