Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 12/5 細い月と金星が接近

10月唯一の☆撮り@伊豆稲取

2017-10-28 12:00:00 | 遠征日誌

プレフラの27日を有休にできたので、26日の就業後から☆撮りに出撃。久々に稲取まで遠征しました。
現地到着は22時頃。高気圧に覆われていたお蔭で天気は上々。ただ、風が若干強めって感じ。
上弦前の月は既に沈んでいて、秋の天の川が綺麗に見えてました。
急いで機材をセットアップし、最初に撮ったのがこちら↓

2017o1_03.jpg

【ASASSN彗星 C/2017 O1】
 総露出時間72分(3分×24コマ,彗星の動きに合わせて加算合成)

この彗星を撮るのは9月初旬以来です。予報光度は8等級台。口径5cm双眼鏡で何とか存在確認できます。
既に太陽最接近から2週間が過ぎ、地球からも遠ざかる一方のため、多分もう明るくはなりません。
残念ながら大化けするようなことはありませんでした。来月末になると天の北極に近づいていき、
写真撮影では来春ぐらいまで追跡できそうですが、あまりフォトジェニックな対象ではないので、
個人的にはあと1回撮影するかどうかっていう程度の天体に成り下がりました。

次に狙ったのは超有名なこの天体↓

m078_17.jpg

【M78星雲】
 総露出時間64分(4分×16コマ加算合成)

お馴染みウルトラマンの故郷で、オリオン座の三ツ星の東に位置しています。
2014年12月にも撮ってますが、その時の画像と比べるとかなりイイ出来映えかも。
暗黒帯が入り組んでいるようなイメージがなんとも不気味です。

続いてはこちら↓

sh2-284_17.jpg

【散光星雲 Sh2-284】
 総露出時間64分(4分×16コマ加算合成)

オリオン座の東隣にあるいっかくじゅう座にあるマイナーな星雲です。
同星座には有名な「薔薇星雲」がありますが、その南でひっそりと淡い光を放っています。
個人的には初めて狙った天体です。望遠鏡の自動導入機能で星図ソフトから"Sh2"天体を
適当に導入して試し撮りしていた中で、結構大きく広がっているのが目に付いたので、
本撮影に挑んだのでした。淡いので露光不足って感じです。いつかリベンジしましょうかね。

この夜は以上の3ショットでおしまい。なんか行き当たりばったりで撮影してたんで、
無駄な時間を費やしてばかりでした。次はもう少し計画性を持ってやらないとダメだな~
なお、共通撮影データは次のとおり。
 キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,中型赤道儀使用