今月最後のショットは、今月撮った中で最も赤味を帯びた画像になりました↓
今朝の富士山アメダスの気温はマイナス15度ぐらいでした。寒気は少し緩んだようです。
今月最後のショットは、今月撮った中で最も赤味を帯びた画像になりました↓
今朝の富士山アメダスの気温はマイナス15度ぐらいでした。寒気は少し緩んだようです。
今朝は赤味があるうちに撮ってみました↓
富士山アメダスの記録を見たらマイナス20度を下回ってました。どうりで平地も寒いわけだ。
話題のアイソン彗星が、宇宙空間にいるNASAの太陽探査機SOHOのコロナグラフ(LASCO C3)観測エリアに
入ってきました。
最新画像は次のURLのサイトで見られます(つながり難いかも?)。
http://sohowww.nascom.nasa.gov/data/realtime-images.html
右下の細長いイメージの天体がアイソン彗星になります。左下の明るい星はさそり座の1等星アンタレスです。
消滅する可能性もあると言われているのですが、今のところ健在のようです。
でも予想していたより暗くて小さいイメージで、期待外れ感は否めません。
ちなみに2年前にやってきたサングレーザー(太陽をかすめる彗星)であるラヴジョイ彗星はこんな感じでした↓
今回のアイソン彗星は、このラヴジョイ彗星がLASCO C3の写野に入ってきた段階の写りと
あまり変わらないような気もするので、これから明るくなってくれることを祈りたいです。
SOHOの搭載カメラは極端に明るい被写体を捉えた際に、ブルーミングと呼ばれる撮像素子の
電荷飽和現象が起きて、被写体の両サイドに角のようなものが伸びたように写るのですが、
アイソン彗星にも今後それが発生するかどうか注目です。
さらに、間違いなく今世紀最大級と言われたマックノート彗星の太陽最接近時のイメージはこんなでした↓
写野に入ってきた時点で既にブルーミングが起きていた上に、物凄い幅広の尾が伸びていたのが分かります。
アイソン彗星は残念ながらそのレベルにはなっていませんので、史上最大級というのは過大評価だったようです。
それでも何とか無事に太陽をかすめるように通り過ぎ、来月には素晴らしい姿を見せてくれることを願ってます。
昨夜の雨のせいで水蒸気が多いのか、クリアなイメージではありません↓
新たな積雪があったようで、すそ野が白くなってます。
僅かに霞んでるものの、概ね綺麗に見えてます↓
これで6日連続の撮影となりましたが、明日は天気が崩れるようなので記録が途切れそうです。
話題のアイソン彗星を太陽最接近前に狙うなら今週末が最後のチャンスになるかもしれないため、
今朝は富士山と並んだ姿を撮ってやろうと思い立ち、富士山西山麓から西に延びる某林道へ出掛けました。
スッキリ晴れ渡った好条件の下、得られた画像がこちら↓
【富士山とアイソン彗星(C/2012 S1)】
キヤノンEOS60Da+17-50mmズームレンズ(@36mm,F4.5),ISO1600,
総露出時間40秒(10秒露出×4),星空雲台ポラリエ使用
茜色に染まった東天で尾を伸ばした姿が確認できます。
元画像では彗星の尾が淡くて、明るいバックに解け込んでたため、かなり強引な画像処理を施してます。
そのせいか、富士山の方はコントラスト的にドギツイ描写になってしまいました。
ちなみに、事前シミュレーションの画像がこちら↓
※Astro Arts社ステラナビゲータによるシミュレーション
もうちょっと彗星の尾が長くてはっきり写ってくれるはずだったんですけどねぇ。
太陽最接近後の大化けに期待したいです。