ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

人材マーケット 2015年

2006-01-23 23:07:39 | Weblog
<2015年。人材マーケットの未来シナリオ>
 
1 「正社員時代」は、2010年までに終焉する。
2 ますます進むサービスシフト。需給のミスマッチは解消しない。
3 人材流動化は、全年齢にわたって進行する。
4 小売・サービスへの転職が7割を占める。
5 若手正社員は希少価値。優秀な大卒の争奪戦が熾裂化する。
6 フリーターは減少しない。変質しながら増え続ける。
7 「転職35歳限界説」は、瓦解する。
8 「バブル入社世代」「団塊ジュニア」の民族大移動が起こる。
9 Silver Ageは、どの職場、どの職種でも増大し、活躍する。
10 中高年インディペンデント・コントラクターが急増する。

出典:リクルートワークス研究所

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4月1日に施行される「改正高年齢者雇用安定法」では、2013年4月から65歳まで雇用延長、それまで段階的に定年が引き上げられます。

団塊世代の多くのひとが、働かないと経済的に困るので、65歳以上まで仕事をしたいと考えています。

60歳以上の就業者は、2000年から2015年にかけて、920万人から1,275万人もの増加になると言われています。

今後10年間で、就業者数が唯一高い伸びを示すのがサービス業です。情報産業、医療、教育、ホテル、娯楽、理美容などです。

就業者数は、正社員だけでなく、非正規社員も含まれます。

サービス業では、2015年には230万人が不足する、需給ギャップが発生すると予測されています。

シニア層の就業者がふえても、まだ需給ギャップが解消されないサービス業なのです。

私は、60歳代の心臓外科医が活躍されているように、あるいは60歳代の美容師が活躍されているように、加齢による能力低下はサービス業ではあまりないと思うのです。

法人の組織を見ても、サービス業の管理職、営業、企画など、シニアになっても、能力は下がることはないでしょう。

もちろん、能力が低下しなくても、仕事の結果が出せるかどうかは別の問題ですが、サービス業ではシニアだから加齢の問題で結果がでないとはいえないと思います。

私が所属する情報産業では、管理職、営業、企画ではシニアでも活躍できそうですが、技術職だと微妙かもしれません。

情報産業では、技術職が8割という会社も多いでしょう。

事業的に長生きでき(できた)、若い技術者が見向きもしないような古臭い技術領域だとシニアも活躍できそうですが、最先端の技術領域だとシニアは厳しいでしょうね。

技術領域でのシニア層の活用は、真剣に考えないといけないと思います。
コメント
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