ふかよんライフスタイルファンド日記Ⅱ

生活・仕事・遊びのポートフォリオを重視し、ライフスタイルの「運用」を考えていきます。

日本の「食」は安すぎる 山本 謙治 (著)

2011-04-03 09:33:02 | Weblog
日本の「食」は安すぎる 「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない (講談社プラスアルファ新書) 山本 謙治 (著)

内容説明
食品偽装問題は、消費者にも責任がある! 地鶏が1本200円以下で出せるわけがない! 作る人の顔が見えない「生産と消費の断絶」が問題を引き起こす。日本の「食」を支えるために我々が出来ることは?

内容(「BOOK」データベースより)
安さだけの追求が、食品偽装を引き起こす。タブーを犯さなければ生産者は生きていけない。食品偽装の根源に迫る。本物には、必要な「適正価格」がある。買い支えよう、日本の素晴らしい食を。

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昨年のクリスマスに名古屋コーチンを食べて、値段は高かったですが、ものすごく美味しい思いをしました。

鶏肉に含まれるアミノ酸などの旨み成分は、80日以上を経過しないと十分に増加しないのですが、在来種の地鶏は80日以上飼育することが必要。ブロイラーは平均49日。

餌代だけでブロイラーの2~3倍になってしまいます。

また、地鶏は、飼育密度の低い平飼いをしなければならないことになっています。地鶏は、十分に運動でき、ストレスが低下して免疫力が高くなると言われています。

地鶏は高くて当たり前なのでした。

安い食べ物には、安くても生産者が利益を確保するための、廻りまわって消費者の健康を害するような方法が取られていることもあることでしょう。

食に関わる事業者に対して「あなた方が安心して仕事できる代金を払うから、きちんとしたものを作って販売してくれよ」という著者が言う方向性は、支持すべきだと私は思います。
コメント
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