先日来の寒さが、和らいだ昨日(28日)天候に誘われ、犬くんの散歩がてら、カメラを持って散策に出掛けた。
家を出て、西に進むと水門がある。
水門を境に、潮の干満で、水門の海側の水位が大きく変わる。
水位が下がると、小魚を見掛ける様になる。
此処は、小魚が集まる場所である。
小魚が集まる・・・と云う事は、水鳥たちも集まってくる。
今日は”鴨”の集団が、仲睦まじく集っている情景に出逢った。
その様子を観ている私は、写真に捉える事も忘れる程に和む時間であった。
しかし、その様な私の気持ちとは裏腹に、何処ともなく飛び去った。
「しまった!」と思ったが、どうにもならない。
私の心の移ろいを、ジッと観察している”アオサギ”が居る事に、気付いた。
「行っちゃったよ!」
「行っちゃいましたね!」
アオサギと、短い会話を交わした。
アオサギの”泰然自若”としたその風貌には、何時もながら感心させられる。
やがて、風景は代わって”春の装いの菜の花”に出逢った。
菜の花畑ではなく、荒地に数輪咲いた菜の花である。
寒さ厳しい気候にあって、鴨もアオサギも、菜の花も逞しい!
もう少しですよ!暖かい春になるのは・・・と声援を送りたい。
そして、私自身にも・・・!
追記:アオサギの写真で、アオサギの居る岩場は、潮が満ちれば水面下になる。
干潮ともなると、小魚は自分の命を懸け生活(泳ぐ)する。
アオサギは、命をつなぐため、根気よく捕獲のタイミングを計る。
暫し、息詰まった命のやり取りの光景が展開される。