「一夜飾り」は、駄目!と言われて久しい・・
幼少の頃・父親は、大晦日の20時頃まで商売に勤しんでいた。
閉店(戸締りを)して、店の天井から吊るした「祭壇」を設える。
それに先立って・28日頃に、餅つきをする。
鏡餅の大小・・そう!10組程と、準備していた柳の枝に、2~3cm程の紅白の餅を丸く取り付ける。
ヨモギを入れた「ヨモギ餅」小豆餡を包んだ「餡餅」「切り餅(にする為”もろぶた”で仕立てる)」を造った。
そして、大晦日・・!
道具・工具類を、機械オイルで拭い、整理・整頓する。
作業台に白紙を敷いて、三宝に鏡餅を配置する。
鏡餅の上には、小振りにミカン・干し柿を載せてあった。
設えた「正月の祭壇」にも、鏡餅・清酒・飯を・お供えする。
この作業が終わって・父は、初めて大晦日の晩酌となる。
私にとって”正月飾り”は、大晦日の行事と成っていた。
一夜飾りは駄目! と・いう事で、今日・初めて、迎春の準備を整える事とした。
締め飾り・お鏡餅を、買ってきた。
お社を拭き・清め、鏡餅をお供えする。
そして・玄関に、締め飾りを設置した。
「お正月様」をお迎えする準備が、整った!?