ファンという存在はとても大きい。だから、ライブがあるたびに遠くから飛行機や新幹線や夜行バスに乗って見に来てくれるファンはとても大切な人たちだろう。実際に、あるメジャーバンドの方は「ほんとにありがたいことです。」とおっしゃっていた。
メジャーに比べて、インディーズバンドは活動範囲が小さい分、飛行機なんかに乗らずとも関西でいうなら、JRや阪急電車や阪神電車に乗れば行けちゃうわけだ。たまに自転車なんかでも行けちゃう場所もある。ゆえに、お気に入りのバンドがいる人の中にはライブがあるたびにほとんど行く人もいる。もし、私がそのバンドの人なら、そういうファンはありがたい存在だろう。
私にも好きなバンドはいっぱいあるけど、そういうふうにたくさんライブには行けない。むしろ、めったに行けない方だろう。よく考えてみれば、今の私の状況がというより、10代の頃からずっとそうだった気がする。大学生になろうが、大阪本町あたりの企業のOLになろうが、やっぱり、めったに行けなかった。まあ、当時は洋楽ばかり聴いていたので、その好きなバンドが来日をなかなかしないというのと、チケットをとるのがすごく大変だったというのもその一因なんだけど。あの頃に日本のインディーズバンドのライブなんかを見に行っていたら、どんな感じだったんだろう?
つい5年ほど前まで、1バンドの1つのツアー中に何会場も回るという発想がなかった。1つ見れたら、それでとっても幸せな人だった。ゆえに、何会場も回る人たちにすごく驚いた。まず、驚いたのがその出費。チケット代はもちろん、交通費や宿泊費や食費やグッズ代など・・・一体いくら使っているのだろう?アルバイト代やお給料のほとんどはそれに消えるんだろうね。でも、何かに燃えたいという感情はなんとなくわかる気もする。
しか~し、そんなにたくさんライブにいったら、どれが最高のライブだったとか、あるいはどこでやったライブとか忘れてしまうこともあるのではないのかな~って思う。
たとえば、高級なお肉のステーキを毎日食べていくと、そのおいしさやありがたさが薄まるように1つのライブへの思いが分散すると思うのだけど。どうなんだろう?だから、そういう頻繁にライブに行く人に聴きたいな~。このツアー中でどこのライブハウスのどの曲のどの瞬間が最高だったか・・・って。どれも最高なんていったら、その人は単にアイドルみたいにミュージシャンを見にいっているだけだと思うだろう。そう、単にその人に会いにいくことがメインなんだ。音楽はその次だ。セットリストが違うとかどうとか言う人もいるし、毎回曲の雰囲気も違うという人もいる。もちろん、ファンならその違いを知りたいだろう。でも、そればかり考えているとやっぱりどの時が最高だったかわからなくなるのでは?欲をいえばきりがなくて、知らないゆえに小さなことで幸せを感じられる人がいるのに、知りすぎて満足がなかなか得られなくなることもあるのではないのかな?
私はツアーについて回ったことなんてないし、1つのツアーで2回すら見に行ったことがない。だからこそ、いっぱい見て、しかも心底音楽が好きな人がいたなら、どこのどの瞬間が最高だったかを是非とも聴いてみたい。そして、その瞬間に嫉妬する(笑)。でも、自分は一度しか行かなくても、そこでその「最高の瞬間」を感じたいと願う。
それにしても、インディーズのライブがたとえ、メジャーバンドより料金が安いからといっても、頻繁にいくとなるとかなりの出費だ。やっぱりそういうふうにライブハウスに通える人は選ばれた人たちなのかな~。見たかんじ、絶対にハングリーじゃないものねぇ。
ちょっとうらやましかった話を・・・
昨日はエアマスターのツアーのファイナルだった。行きたかったけど、やっぱり無理だった。彼らのHPなんかを見ると「ファイナルだけに最高」って感じでファンとミュージシャンの間でまさに愛ある盛上がり方をしていて、うらやましい限りだ。
でも、たとえ、これから先何年も行けなくても、エアマスターのライブに限らず、今まで行ったすべてのライブは私にとって最高のものなんだ。いつだってライブに行く時は「ファイナル」の気持ちで全身全霊でライブに集中している。そして、毎回最高の瞬間を、ここに(そう胸の奥に)大切に閉まって、何年経とうが、なんども取り出してはそのライブを思い返すわけ。
「また」なんて言葉は私には無い。「今」しか無い。だから、行けたなら、その時を何倍にもして持ち帰る。
ここまで書いて思った。そう、これは単なるマネー及び時間貧乏人のぼやきに他ならないよね(笑)
メジャーに比べて、インディーズバンドは活動範囲が小さい分、飛行機なんかに乗らずとも関西でいうなら、JRや阪急電車や阪神電車に乗れば行けちゃうわけだ。たまに自転車なんかでも行けちゃう場所もある。ゆえに、お気に入りのバンドがいる人の中にはライブがあるたびにほとんど行く人もいる。もし、私がそのバンドの人なら、そういうファンはありがたい存在だろう。
私にも好きなバンドはいっぱいあるけど、そういうふうにたくさんライブには行けない。むしろ、めったに行けない方だろう。よく考えてみれば、今の私の状況がというより、10代の頃からずっとそうだった気がする。大学生になろうが、大阪本町あたりの企業のOLになろうが、やっぱり、めったに行けなかった。まあ、当時は洋楽ばかり聴いていたので、その好きなバンドが来日をなかなかしないというのと、チケットをとるのがすごく大変だったというのもその一因なんだけど。あの頃に日本のインディーズバンドのライブなんかを見に行っていたら、どんな感じだったんだろう?
つい5年ほど前まで、1バンドの1つのツアー中に何会場も回るという発想がなかった。1つ見れたら、それでとっても幸せな人だった。ゆえに、何会場も回る人たちにすごく驚いた。まず、驚いたのがその出費。チケット代はもちろん、交通費や宿泊費や食費やグッズ代など・・・一体いくら使っているのだろう?アルバイト代やお給料のほとんどはそれに消えるんだろうね。でも、何かに燃えたいという感情はなんとなくわかる気もする。
しか~し、そんなにたくさんライブにいったら、どれが最高のライブだったとか、あるいはどこでやったライブとか忘れてしまうこともあるのではないのかな~って思う。
たとえば、高級なお肉のステーキを毎日食べていくと、そのおいしさやありがたさが薄まるように1つのライブへの思いが分散すると思うのだけど。どうなんだろう?だから、そういう頻繁にライブに行く人に聴きたいな~。このツアー中でどこのライブハウスのどの曲のどの瞬間が最高だったか・・・って。どれも最高なんていったら、その人は単にアイドルみたいにミュージシャンを見にいっているだけだと思うだろう。そう、単にその人に会いにいくことがメインなんだ。音楽はその次だ。セットリストが違うとかどうとか言う人もいるし、毎回曲の雰囲気も違うという人もいる。もちろん、ファンならその違いを知りたいだろう。でも、そればかり考えているとやっぱりどの時が最高だったかわからなくなるのでは?欲をいえばきりがなくて、知らないゆえに小さなことで幸せを感じられる人がいるのに、知りすぎて満足がなかなか得られなくなることもあるのではないのかな?
私はツアーについて回ったことなんてないし、1つのツアーで2回すら見に行ったことがない。だからこそ、いっぱい見て、しかも心底音楽が好きな人がいたなら、どこのどの瞬間が最高だったかを是非とも聴いてみたい。そして、その瞬間に嫉妬する(笑)。でも、自分は一度しか行かなくても、そこでその「最高の瞬間」を感じたいと願う。
それにしても、インディーズのライブがたとえ、メジャーバンドより料金が安いからといっても、頻繁にいくとなるとかなりの出費だ。やっぱりそういうふうにライブハウスに通える人は選ばれた人たちなのかな~。見たかんじ、絶対にハングリーじゃないものねぇ。
ちょっとうらやましかった話を・・・
昨日はエアマスターのツアーのファイナルだった。行きたかったけど、やっぱり無理だった。彼らのHPなんかを見ると「ファイナルだけに最高」って感じでファンとミュージシャンの間でまさに愛ある盛上がり方をしていて、うらやましい限りだ。
でも、たとえ、これから先何年も行けなくても、エアマスターのライブに限らず、今まで行ったすべてのライブは私にとって最高のものなんだ。いつだってライブに行く時は「ファイナル」の気持ちで全身全霊でライブに集中している。そして、毎回最高の瞬間を、ここに(そう胸の奥に)大切に閉まって、何年経とうが、なんども取り出してはそのライブを思い返すわけ。
「また」なんて言葉は私には無い。「今」しか無い。だから、行けたなら、その時を何倍にもして持ち帰る。
ここまで書いて思った。そう、これは単なるマネー及び時間貧乏人のぼやきに他ならないよね(笑)