HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

くじら

2005年12月30日 | 音楽・映画・本
くじらと聞いてみなさんは何を想像するだろう。映画『八月の鯨』というのを見た人はいるだろうか?ある2人の老姉妹の話なんだけど、私は見た時、なんかすごく大きな何かを感じた。ずいぶんと昔のことなので、しっかりすべてを覚えてはいないんだけど、彼女たちは海辺の家に住んでいて、「めったに見られない鯨を生きているうちに見る事ができるか」そして「鯨が見れたら一体自分はどんな風に感じるのか」ということが深いテーマとなって、彼女たちの人生と重なりあっていくそんな話だった気がする。

矢井田瞳が主題歌を手掛けた妻夫木君主演の映画『きょうのできごと』もくじらが海岸に打ち上げられたニュースがいろんなことに悩んでいる若者の心に何かを投げかける。

ふと思った。私は実際にこの目でクジラを見た事があったっけ?

遠い昔に見たような気もするんだけど、最近はもちろん無くて、ゆえに本当に見たのかどうか定かではない。そう考えるとすごく見たくなった。

あの大海原をゆったりと泳ぐクジラを。
そして、潮を吹いて浮かぶクジラを。

名作「ピノキオ」にもクジラが出てくるけど、自分のいたずら心から、おじいさんの家を飛び出し、社会の厳しさ、悪なんかを知り、酷い目にあって、たどりついたのがくじらの中。そこで、ゼペットじいさんと再会する。不思議な話だよね。なんでくじらの中なんだろう?

でも、クジラのお腹からおじいさんと脱出して、ピノキオは本当の人間になれた。

クジラのお腹はお母さんのお腹なのかな?

くじらは哺乳類なので実は人間とどこか繋がっている気がする。遠い遠い昔に人は海から生まれたわけだから、どこか懐かしい何かを・・・母なる何かを・・・くじらに感じてしまうのはあり得ないことではないのかもしれない。

くじらはもちろん水族館に行けば見れるだろう。でも、私が見たいのは海で泳ぐクジラ。

そうだ来年は海にクジラを見に行こう。いったいどこの海に行けばクジラが泳いでいるのを見れるのかなんて知らないけど、もし見れたら、少しは何かを変えられるかもしれない・・・

ゆったりとゆったりと自分の生き方を見つめ直したいな。クジラのように・・・
コメント (2)
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