HAVE A NICE DAY!

徒然なるままに特に音楽の話を中心にあーだこーだと書き連ねます。

右手

2005年12月17日 | ELLEGARDEN
細美くんの日記によれば、あの矢野顕子さんがELLEGARDENの「右手」という曲をライブでカバーしたそうだ。矢野さんといえば、あの独特の高音ボイスの持ち主で、私も昔から結構好きだった。まあ、CDとかは持ってないけど。

「右手」は『My Own Destruction』という6曲入りミニアルバムに入っている。歌詞はこれは日本語で書かれているから、英語詩が苦手な人もすっと聴ける曲だ。

この曲は彼の音楽あるいは社会への姿勢が伺える歌詞となっていて、今のELLEGARDENでそれを貫こうとすると、いろんな葛藤や闘いがあって、ときどき細美くんをまいらせるんだろうなって思う。おそらく、この曲を作ったころはまだそんな悩みはなかっただろうな・・・

知名度が上がり、社会への責任も高くなるにつれ、ほんとうにやりたいことが規制されていくというのも皮肉な話で、生きていくということはつねにやはり影をしょっていかないとだめなんだよね。

そう、光を浴びて輝くほどその影は濃くなって・・・

彼らの人気はすごくて、チケットなんてなかなかとれない。それで大きな箱でやれとおえらい方たちから言われる。でも、彼らはあくまでライブハウスバンドで見る側と演る側との一体感を感じられる場所にこだわる。だから、アリーナとかホールとかそんな場所だと嫌なんだろう。でも、見たい人によりたくさん来てもらうには会場を広くしなくてはいけない。一方で、ダフ屋や金もうけのやつらがチケットを買って、高額でファンに売り付けようとする。それも我慢できないわけで、そういうことを考えて、細美くんは心ががさつくようだ。

「誰がいいとか 誰が悪いとか興味すらないよ
 争いのわけや 勝利の行方
 僕が知りたいのは そんな大それたことじゃなくて

 僕らの両手はどこまで伸ばせば
 誰かに触れるかって」

   「右手」by ELLEGARDEN より

彼がいうように自分の音楽だけを信じて、大人の世界の計算式なんてポイして、自分のスタイルを自分を締め付けない程度に貫いてほしいなと思う。

ELLEGARDEN is ELLEGARDEN!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛すべきドラマー達

2005年12月17日 | 音楽・映画・本
以前、海外の好きなドラマーを書いた記憶があるけど、もう一度書くのなら、コージー・パウエル(レインボー等)☆ジョン・ボーナム(レッド・ツェッペリン)☆ロジャー・テイラー(クイーン)☆チャド(レッチリ)☆キース・ムーン(ザ・フ-)そして☆デイヴ・グロール(ニルヴァーナ)なんですが、ご存知でしょうか?結構古い人ばかりですよね。

日本では元シャム・シェイドの淳士さんや元イエローモンキーのアニーさんこと菊池さん、あるいは元ジュディマリの五十嵐さん・・・そして最近ではエルレガーデンの高橋さんと元AUDIO RULEZの浩士くんとJET KELLYの長尾さんあるいはストレイテナーのシンペイ君のドラミングが大好きなんです。

これらの方達のドラミングをご存知の方ならどことなく共通する何かを感じることでしょう。

ドラムというのはいわゆる建物でいうなら鉄骨の部分だと私は思っています。ゆえにバンドの器のわりにドラムの力が弱いとそのバンドは儚くも崩れ落ちてしまうのです。あるいは、あの姉歯建築士の偽装した建物みたいにいつ壊れるかと危険を伴うのです。それだけ重要であり、バンドの器をも左右する力をもっているわけです。

ゆえにドラマーを選ぶ時には妥協はだめなんですよね。ここで簡単に選んで簡単にバンドを作れば、あなたもファンの前で「彼が悪い」とか「私は知らなかった」とかいつか罪の擦りあいをして解散しなければならないかもしれません。って大袈裟ですが・・・イメージは国会・・・(笑)

言い換えれば、ドラマーが力のあるバンドはのびていくということです。ゆえに私はライブでいつも最初に見るバンドはドラミングに注目してしまうのです。

今まで出会ったインディーズのバンドでも初めて見て「ここのドラムすごいな」と思ったバンドの中にフォギーメランコリックとエアマスターがいます。実際に彼らは今すごくいいかんじです。フォギーの方は基礎がちゃんとしていらっしゃる(とえらそうな事を言って申し訳ありません・・・万が一ここに辿り着いて見てらしたら、ほんとごめんなさい)と最初に見た時に思いました。体調不良であったにもかかわらず、リズムはしっかりしていたんですよ。また、エアマスターのドラマーさんは見た当時はまだ高校生だったのに、かなり伸びやかでいい感じのドラミングをされるのですよ。若いゆえに「どんなに伸びていくのか~」ってそれがすごい楽しみなドラマーさんで、ほんと見るたびにいいドラマーになっていくわけで・・・。

ドラマーはある意味、一番天性というものが表れる楽器だと思うのです。生まれ持ったリズム・・・もちろん練習することで眠っていた才能が目覚めることもあるから、最初からあきらめてはだめ。

リズム感を養うにはやっぱり街中を歩くことなんでしょうね。自分の歩くリズムに人の歩くリズム。風にゆれる木々のリズムや電車のリズム。食事の時に聞こえる食器のリズムに雨のリズム。

そして、思うのはそれぞれのドラマーさんが打ち出すリズムはその人自身の鼓動なんだと・・・だからライブにいくと熱く心に響くんでしょうね。

というかんじで今日はドラマーについて語ってしまいました。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする