昨日の京都の夜は氷りつくように冷えきっていて、街ゆく人たちは肩を丸めて、コートの襟やマフラーに顔を埋めて足早に歩いていた。地下鉄を降りて、そんな人たちの合間を縫って、コートの裾をはためかせながら、私は京都VOXHALLへと走る。
「また遅刻~?」「それだけは・・・」とあれやこれやと考えながら、氷りついた風に立ち向かいながら、その場所へ・・・
何がこれだけ私を引き寄せるのか・・・不思議だな~。私の中の感覚の指令なんだから、自分でもわからない。ただ、行くべきだ・・・と。
もちろん、いろんな条件がそろわないとだめなんだけど、なぜか最近このアーティストのライブにいくとなると条件がそろう。家には温かいシチューを・・・誰が帰っても温かいシチューが食べれるように私の用意は万端だ。何も心配はいらない・・・お腹をすかす人は誰もいないんだ。
そんな話はともかくとして、私はほんとうのところ、日本にあまりソロアーティストで好きな人はいなかった。スネオヘアーと山崎まさよしぐらいかな~。あえてあげると。
ところが最近、2人好きなソロアーティストが出現した。その2人ともインディーズの方なんだ。ということはすごく新鮮なソロアーティストだということだ。この2人はまったく違うタイプではっきり言って交わりなし(笑)まったく違う次元での音楽スタイルで、くらべるのは不可。でも、どちらもすごく魅力的なんだ。
ほんとにこの2人と出会えたことは幸せなことだと思っている。
さて、そのうちの一人が昨日のライブで見た山口茂さんだ。結構アコースティックライブとなると私みたいにパンクとかハードロックとか聴いて育った人間には退屈で眠くなる事が多い。ところが、この山口さんのライブは心に透明な清涼感が突き抜ける感じでカタルシスすら感じる。それと決しておとなしくなんてなくて、ロックなんだ。力強く、そしていつも誰もが感じる温かさ。なまっちょろい温かさではなくて、力強い温かさ。それが彼の武器なんだろうね。昨日の彼のその武器は同じ音楽を志す若者たちをも惹き付けたようで、彼自身は知らないだろうが、かなり「すげぇ~」って感じで見ていたよ。「彼とバンドやりたい」と思った人もいたと思う。それぐらい会場を素敵なオーラで包み込んでしまった彼にはほんと驚いた。
レミオロメンの「粉雪」のカバーだって、あんな風に自分のものにしてやってしまうとは・・・鳥肌ものだった。
新曲の「終着駅」は私のような電車通勤のものにはうれしい曲だし、同様にファンの子たちで学生で電車通学の子もいるから、皆うれしかったと思う。しかも、こんなところでこんな展開が!って思う予想不可能なメロディが突然表れてドキッとさせる。私が彼のライブが好きなのは、Chairの時代からだけど、毎回サプライズがあることだ。新鮮なことを絶対にしてくれる。毎回想像外のことが起きるから、それがワクワクさせてくれて、いつも私を初心者に戻してくれる。だから彼のライブにいくたびに、なんかその前までの自分から脱皮できるような、ちょっと生まれかわれるような気すらしてしまうんだ。
彼は努力家だと思う。あのライブを見れば、どれだけ練習を重ねているかわかる。最近はハーモニカも取り入れて、山崎まさよしも真っ青だ(笑)・・・それにしても上手くハーモニカを吹くんだね。ギターもいつもいい音を出してくれて、かさかさした心をなめらかにしてくれる。でも、たまにふと彼のフェンダーも聴きたくなったり・・・(笑)
昨日は6曲を約40分で披露してくれた。最近VOXはスモークをよくたくのか、ずっとスモークがライトにゆらめいていた。そこが私の撮りたいものと握手した感じ・・・映像の画質も今回はハイクオリティで撮ったので、いつもより鮮明になった。これで撮ったものをどう料理していくかは私の腕次第(笑)・・・おいしく見ていただけるようにがんばりたいと思うと同時に、彼のきらめく一瞬をできるだけたくさん残せたらと思う。そして、彼の音楽をもっと、もっと多くの人に聴いてもらいたいと思う。
「また遅刻~?」「それだけは・・・」とあれやこれやと考えながら、氷りついた風に立ち向かいながら、その場所へ・・・
何がこれだけ私を引き寄せるのか・・・不思議だな~。私の中の感覚の指令なんだから、自分でもわからない。ただ、行くべきだ・・・と。
もちろん、いろんな条件がそろわないとだめなんだけど、なぜか最近このアーティストのライブにいくとなると条件がそろう。家には温かいシチューを・・・誰が帰っても温かいシチューが食べれるように私の用意は万端だ。何も心配はいらない・・・お腹をすかす人は誰もいないんだ。
そんな話はともかくとして、私はほんとうのところ、日本にあまりソロアーティストで好きな人はいなかった。スネオヘアーと山崎まさよしぐらいかな~。あえてあげると。
ところが最近、2人好きなソロアーティストが出現した。その2人ともインディーズの方なんだ。ということはすごく新鮮なソロアーティストだということだ。この2人はまったく違うタイプではっきり言って交わりなし(笑)まったく違う次元での音楽スタイルで、くらべるのは不可。でも、どちらもすごく魅力的なんだ。
ほんとにこの2人と出会えたことは幸せなことだと思っている。
さて、そのうちの一人が昨日のライブで見た山口茂さんだ。結構アコースティックライブとなると私みたいにパンクとかハードロックとか聴いて育った人間には退屈で眠くなる事が多い。ところが、この山口さんのライブは心に透明な清涼感が突き抜ける感じでカタルシスすら感じる。それと決しておとなしくなんてなくて、ロックなんだ。力強く、そしていつも誰もが感じる温かさ。なまっちょろい温かさではなくて、力強い温かさ。それが彼の武器なんだろうね。昨日の彼のその武器は同じ音楽を志す若者たちをも惹き付けたようで、彼自身は知らないだろうが、かなり「すげぇ~」って感じで見ていたよ。「彼とバンドやりたい」と思った人もいたと思う。それぐらい会場を素敵なオーラで包み込んでしまった彼にはほんと驚いた。
レミオロメンの「粉雪」のカバーだって、あんな風に自分のものにしてやってしまうとは・・・鳥肌ものだった。
新曲の「終着駅」は私のような電車通勤のものにはうれしい曲だし、同様にファンの子たちで学生で電車通学の子もいるから、皆うれしかったと思う。しかも、こんなところでこんな展開が!って思う予想不可能なメロディが突然表れてドキッとさせる。私が彼のライブが好きなのは、Chairの時代からだけど、毎回サプライズがあることだ。新鮮なことを絶対にしてくれる。毎回想像外のことが起きるから、それがワクワクさせてくれて、いつも私を初心者に戻してくれる。だから彼のライブにいくたびに、なんかその前までの自分から脱皮できるような、ちょっと生まれかわれるような気すらしてしまうんだ。
彼は努力家だと思う。あのライブを見れば、どれだけ練習を重ねているかわかる。最近はハーモニカも取り入れて、山崎まさよしも真っ青だ(笑)・・・それにしても上手くハーモニカを吹くんだね。ギターもいつもいい音を出してくれて、かさかさした心をなめらかにしてくれる。でも、たまにふと彼のフェンダーも聴きたくなったり・・・(笑)
昨日は6曲を約40分で披露してくれた。最近VOXはスモークをよくたくのか、ずっとスモークがライトにゆらめいていた。そこが私の撮りたいものと握手した感じ・・・映像の画質も今回はハイクオリティで撮ったので、いつもより鮮明になった。これで撮ったものをどう料理していくかは私の腕次第(笑)・・・おいしく見ていただけるようにがんばりたいと思うと同時に、彼のきらめく一瞬をできるだけたくさん残せたらと思う。そして、彼の音楽をもっと、もっと多くの人に聴いてもらいたいと思う。