旧:鳳凰堂のランダムウォーカー <伏見の光>

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イートレでIPO公募が取れるか?

2005-11-23 23:07:04 | 株式投資・資産運用
IPOの方は感覚的には、「全然取れないなぁ」という感じが続いています。

 しかし、数だけで見ると、今年は10銘柄、去年は年間で13銘柄ですので
そんなにすごく減少しているわけではないんですね、これが・・・。

イートレのIPOポイントは、私が19、嫁さんの口座が70です。
私の方がポイントが大幅に少ないのは今年一つ取れたものがあるためです。

陽光都市開発、1株48万円。これ、イートレの配分は26株のみでした。
この時の使用ポイントは82、ブック株数は12株ですので、約600万口座にあ
ったということです。余剰資金分をここにそれなりに集中させる形にしていまし
た。この銘柄は120万で売却し、利益は70万強とそこそこ大きかったです。

嫁さんの口座は現在400万程度の資金。これで、陽光都市開発と同様のことを
狙っていますが、どうでしょうか・・・・。

基本戦略は
・さらに余剰資金をこの口座に目先集中させる。
・ポイントと有望であり、それなりに株価が高い銘柄に集中させ、分散させたり
少額銘柄、あるいは、有望感の乏しい銘柄等には使わない。
ということです。
このポイントの倍率がどこまで有効なのか、実際のところはよくわかりません。
例えば、1株40万の銘柄で10株ブック参加。70ポイントを投入すれば、
ノーポイントで40万1株ブックの人と比較すれば700倍当選確率が上ということ
に計算上はあります。で、いいのか?。
しかし、まあ、ノーポイントという人もそんなにはおらず、かつ、口座数そのもの
は増加しており、しかも、ネット証券への配分株数は少ないわけで、
これはこの戦法がいいのかどうかは疑問の余地大という気もします。

逆に支店口座、私の場合はダイワになりますが、に資金を集中させて、つきあい
の濃度を高めておくことの方がいいのかもしれないです。

ネット証券のブックビルディングについては、株数が多いことが当選確率上昇に
貢献する場合は、消費者金融等から短期に資金を借り入れてすぐに返すという
ような方法を取っている方もあるようです(初回に借り入れは短期であれば利息
がつかない場合もあるとか)。

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「主眼」ではなく「抑止力」としての株主優待

2005-11-23 21:44:01 | 株式投資・資産運用
「主眼」ではなく「抑止力」としての株主優待

 少し前、大阪でラブホファンドの説明会があった時に、株式評論家の木村佳子氏
の話を聞かせていただく機会がありました。木村さんは女性の株式評論家としては
「草分け」的な方で、以前からパソコン通信上でちょっとお知り合いの方です。

 木村さんは株主優待カレンダー投資というのを考案されています。
 まあ、発想そのものは別に難しいことではなくて、株主優待がある銘柄で決算時期
が異なる銘柄を持っていれば、毎月のように優待が届くということになるということです。

 実は私は、単にこれだけのことであれば「あー、そうですか」状態の感想しか持たな
かったと思います。
 が、木村さんが直接話された内容というのは、実はこの「株主優待」というのは主眼
ではないということでした。
 どういうことかというと、これは、以前にサイトの株日記でも書いたと思いますが、
「抑止力」として株主優待を考えているということです。
 昨今のだいたいなんでも、普通の銘柄が普通に上昇していくような地合いであれば
当てはまらないかもしれませんが、株価が全体に下げている時というのは、いくらよい会
社、銘柄であったとしても、全体の動きに引きずられがちとなり、株価はなかなか上昇し
ない。

 株式投資の基本は、やはり企業業績なり企業の成長の可能性というところにあるのだ
けれど、買ったところから株価が下げた時に、配当があり、また株主優待があるというこ
とになると、これは「株価は下げているけど、配当があり、優待もあるから、ま、持ってお
いてもいいか・・」という抑止力、売らずに保有し続ける動機付けの一つになりうるという
ことですね。 実際、株主優待にはこういう意味があると思います。
 
 ただ、やはり株式投資は、株主優待を主眼、主目的として行うというのは、私自身はちょ
っとどうかと思います。
 企業業績に悪影響が出るような優待であれば、本末転倒であると思うし、基本は企業の
側はきちんと配当で株主に報いるというのが本道だと思います。また、株主優待というのは
必ずしも「公平」ではないですし。何が「公平」かというのは議論の余地があるところだと思
いますが・・・。

 株主優待は「楽しみ」なり「配当を補完するもの」として、あくまで「おまけ」的に考えておく
のがよいと私は思っています。まあ、発想は人それぞれですので、株主優待をかなり重視
するのが絶対ダメということでもないとは思いますが。

 例えば、先日、オークションで売却した東宝の株主優待券。これは映画が800円で見られ
るというものですが、この券2枚は1310円で落札されています。100株の保有で半期ごとに
この優待券がもらえます。実際の現金配当は450円。つまり、現金配当の3倍程度の額が
優待で得られたということになるわけで、考え方として「配当+優待」の実質利回りがいくらに
なるのかというのは考えておいていいかもしれません。小手先のテクニックとして、例えば東宝
を200株保有するのであれば、自分だけの名義で200株買うのではなく、自分と家族で一
単位、100株ずつ持てば、その分、優待はそれぞれで得られるということになります。
 東宝の場合、優待の換金分をプラスしても利回りは1%程度ですので、大したことはありませ
んが、映画会社として、あるいは不動産会社として、それなりの評価をしていますので、保有は
よほど株価が急伸したりすることがなければ継続するということになりましょう。
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