続 懺悔の値打ちもないけれど

今年も・・・使用済み切手や、書き損じの葉書きなんかを集めて、『社団法人　日本キリスト教海外医療協力会』なんてところに送る時期が来ました。

タイミングよく、ユニセフの寄付金募集の振込み用紙も送られてきました。
私は本当にいい加減で自分勝手で、人様のために何かしようなんて優しい？高尚？な心根など持ち合わせている人間ではありません。

意識の中ではあるんですよ、そりゃあ、この歳ですから。
ただ具体的に何ができるかと言うと、何にもできやしない。
それで、数年前からちまちまと続けているのが、この古切手を送ることと、ユニセフに心ばかりの寄付をすること。

ユニセフもこのキリスト教～～も、わずかばかりの事しかできていないというのに、きっちりと領収書や活動報告を送り返してくれます。　で、信用してるんです。
以前、どこかであったじゃないですか、いかにも社会協力、恵まれない人のために、なんて街頭募金を装いながら、実は自分のために使っていた、というとんでもないところ。　だから、迂闊に・・・例えわずかな額でも、怪しげなところに送る気はありません。

私は基本的に『ええかっこしぃ』なんだと思います。
心底、人様の為に、なんて思わずに寄付する自分が好きだったり、きっと心のどこかでは薄汚い優越感なんか持っているのだと思います。
それでも、私の薄汚い想いとは別のところで、ちょっとでもお役に立てたらやっている甲斐があるというものです。

メールが全盛になって、なかなか使用済みの切手の数も増えないんですけどね、それでも届くたびに切り取った切手を一年間溜めて・・・この時期に送ります。

童話の『幸せの王子』とか、『マッチ売りの少女』なんかを思い出す時期でもあります。　少しはね、こんなちっぽけな事をして罰当たりな日々を薄めようなんて・・・。それこそ、懺悔の値打ちもないのですが。