がんぼのぶらり紀行

北海道オホーツク遠軽で、昭和時代のお茶の間みたいな食堂 やってる おばちゃんです。

ボランティア

2011年06月19日 23時34分16秒 | 徒然

夕方、個人客様から「カメラ画像が取り込めない」と連絡が来た。

 

戻ったばかりだったので着替えて出かける。

 

チャイムを鳴らして、出迎えてくれたご主人は首に『ムチウチショウ』サポーター。

 

「どうしたんですか!!」

「いや~ちょっと~(笑)」

 

普通なら『追突?』と思うが、話を聞けばそうではなく、長時間同じ格好をしたことによる、いわゆる「エコノミー症候群では?」という話。

 

 

3月11日に起こった大震災にボランティアで出かけられたそうだ。

 

フェリーで15時間かけ現地へ赴いたのだが、結局その長時間などが、

これまでの自身の仕事、枕の高さなどの生活環境、

いろいろ他条件とからんだあげく、

「首の関節がずれた!」ことになったらしい。

 

病院へ行ったが、もらった薬では効き目なく、整体師にお願いしたところ

「脊椎ここんとこ、ずれてます」ってんで、ちょい!と直してもらったそう。

 

まだ痛みが完全になくならないためギプスもどきをしているらしいのだ。

 

以前から興味(失礼!自分もできれば参加したい!)があったので、

 「簡単に『ボランティア』です、と入っていけたんですか?」と

質問したのだが、 実際には、自車の『北見ナンバー』だけで

すでに現地へは入れてもらえず、知り合いの現地ナンバーの車両で動き回ったそうだ、

 

興味本位の観光者と同等に見られたこともあるのだろう。

 

 

善意が善意として伝わらない。 この3か月、日々のニュースで思い知らされることばかり。

動画や写真だけでは伝わらない。

 

 

今回、直に訪ねて行った自分の目で見たものは、

ニュースなどの映像で見るものより、はるかに唖然とするものだったそうだ。


アツシ皮とり②

2011年06月19日 22時51分35秒 | 徒然

午前9時M山集合。

予定より採取材料少なく、もう3本倒すとのこと。

しかし実際は2本。

 

だが、2本目はチェーンソーがはさまれてしまい、崖下へ向かって倒れそうに。

 

ロープでみんなで引っ張り、手前側へ引く。

 

1.5mほどの長さへ切るが、それらをみんなのいる所へ引っ張り上げるのはかえって重労働。

脇枝を落としても、そこそこの長さに切っても、生木は本当に重い。

 

そこで、私を含め4~5人が崖途中まで降り、そこで皮はぎ作業をする。

 

 

昨日の雨もあり、足元は不安定。 油断すると、伐採された木と共に、崖下(10メートルは悠にありそう)へ滑り落ちそうになる。 実際4~5度ずり落ちる。

 

 

何とか最後の、いちばん崖っぷちにある幹の皮をはぎ、途中の細い枝の束をつかみ、

みんなのいるところへ上がる。 2~3度、ツルン♪ < おもしろがってる場合じゃないが。(笑)

 

 

 

ここまででもう既に息が上がっている。(^_^;)

 

息子が手を貸してくれ、またブヨや蚊にやられぬようスプレーをしてくれる。

だが、まだ目の前の作業は終わらない。

 

放っておけば誰かがやってくれるかもしれないが、

それを待っていれば予定の数倍の時間がかかるのだ。

 

損な性分。

 

他人に任せりゃ確かに楽。

だが、時間を惜しむ自分は、他人に任せる時間が惜しい。

 

2時間かかることを、自分がやることで1時間短縮することができ、

次の仕事ができるのなら自分でやってしまうのだ。

 

 

 

 

今日、切り落とした幹と剥がせた皮、

昨日漬け込んだ皮。

 

 

それらをまとめて袋に小分けにし、瀬戸線温泉へ向かう。

 

 

昨年と同様、温泉場前の池に漬け込み、今週の作業は終わり。

旭川から来てくれたメンバーさんは、次に来てくれるのは来年になるそうだ。

 

次週の作業はおそらく、更にメンツが減り、

私と他数人の作業となるのだろう。

 

 

 

 

 

 

一度経験すると、普通は「もうやりたくない」という結論になる作業なのだ。(笑)

それほど大変な作業である。

 

 

 

他にやってくれる人はいない。

 

また、これをやっておかないと、別件とはいえ、もらえるものももらえない。

 

頑張るね。

 

 

 

夜、シャワーを浴びてようやく落ち着いた。

おでこ、まぶた、ほっぺ、あご、首すじ、二の腕、脇、手のひら、背中、肩、腰・・・

数えりゃキリがないほど、刺された刺された。(笑)

 

 

次は1週間後?2週間後?

 

さらに重労働。

 

 

 

あ、絶対次回までに 『長靴』 買う。

 

数年前に買った男物の長靴を使い続けていた。

23.5センチの自分の足に、27センチのマリンブーツ。 ブカブカだ。

 

だが、これまでせいぜいが雪はね程度だったのでそれほど考えずに使ってきた。

しかし実際に水の中では、足に合わない長靴がどれだけ危険か。

 

もう3年前からわかっているのに買えずに来ていた。

でも今日、脚を滑らせ深みに足を突っ込み片方の長靴はバケツ状態。

 

次回の作業は初めから 『水の中作業』

 

今回漬け込んだ皮は、ヌルヌルがすごくでる。

一日中かけて、それらを川で洗う作業なのだ。

 

絶対それまでには借金してでも買う!


内容掲示

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