ドメーヌ・シュヴロ(その3)

 グラタンとロゼをいただいたあとに、いよいよメインディッシュ・・・、待てよ、メインがディッシュなのか、グラスなのか、ここは難しい判断ですね。ただ、レストラン ル・ヴァン・ノーブルをワインを楽しむためのレストランと考えると、いよいよ「メイングラス」と言うべきなのでしょうね。

 料理の方は、贅沢にもドメーヌ・シュヴロの赤ワインで煮込んだ牛すね肉。通常のメニューを見ると、「ほほ肉をブルゴーニュの銘譲ワインでじっくり煮込んだ」とありますが、この日は牛すね肉のドメーヌ・シュヴロの赤ワインでの煮込み。

 さて、出てきたメイングラスは、その名に恥じない大振りのもので、2002 Maranges “Sur le Chene”(マランジュ“シュル・ル・シェンヌ”)を入れてグラスを揺らすと芳醇な葡萄の香りが立ち上ってきます。大きなグラスにはボトルの半分くらいが入ってしまいそうでしたが、次には2002 Santenay Clos Rousseau 1er Cru(サントネイ・クロ・ルソー・プルミエ・クリュ)が控えていましたので、ここは上品に香りを楽しむ程度に頂きました(2003 Bourgogne Pinot Noir(ブルゴーニュ・ピノ・ノアール)は用意できなかったとのこと)。

 同じドメーヌ・シュヴロの赤で煮込んだ牛肉と2002 Maranges “Sur le Chene” (マランジュ“シュル・ル・シェンヌ”)は絶妙の組み合わせ。と思いながら次にテーブルに配られた2002 Santenay Clos Rousseau 1er Cru(サントネイ・クロ・ルソー・プルミエ・クリュ)とはより一層の相性。これを「マリアージュ」と言うのだと、覚えて帰ってきた、似非ワイン通の郷秋<Gauche>なのでありました。

 ところで、ロゼとグラタンをいただきながらのヴィラデストの話題も尽き、次の話題はと無理やりもって行ったのが、ブルゴーニュならぬ、日本の葡萄・ワインどころ、勝沼の話題でした。ブルゴーニュやボルドーのワインには縁のなかった郷秋<Gauche>だけれど、勝沼ワインを語らせれば、ちょっとしたものだぞ、と。

 と言うわけで、山梨の葡萄とワインのこんな話しやらあんな話しやら。で、どんな話だったのか、例えばこんな話題でしたというのは、blog化以前の独り言のこちらのページ、2003年の3月6日と7日の項をご覧ください。ほらねっ、郷秋<Gauche>もちょっとは「通っぽい」でしょう! ただし、勝沼ワイン限定(^^;。 (更につづく) 
 

4本目と5本目のワインと大きなワイングラス
牛すね肉の赤ワイン煮と2002 Santenay Clos Rousseau 1er Cru(サントネイ・クロ・ルソー・プルミエ・クリュ)は実によく合いましたが、このワインは濃厚な肉料理には良くても、和食やパスタのようなサッパリ系の食べ物には、ちょっと重たい感じがしました。我が家で飲むなら2002 Maranges “Sur le Chene” (マランジュ“シュル・ル・シェンヌ”)の方が料理との相性に気を使わずに済みそうです。

郷秋<Gauche>が書いた、「ドメーヌ・シュヴロ」関係記事
  ドメーヌ・シュヴロ 2008/12/23
  ドメーヌ・シュヴロ(その2) 2008/12/24
  ドメーヌ・シュヴロ(その3) 2008/12/25
  ドメーヌ・シュヴロ(最終回) 2008/12/26
  続・ドメーヌ・シュヴロ 2008/12/27

「ドメーヌ・シュヴロ」関連サイト
  ドメーヌ・シュヴロの日本語オフィシャルサイト
    http://www.domainechevrot.com/
  シュヴロの輸入代理店「平野弥」さんのサイト
    http://www.hiranoya.net/index.html
コメント ( 0 ) | Trackback (  )