ノークラッチは蕎麦屋の出前のため?!

 全世界で6000万台も売れていると言うのに、考えてみれば一度も載った事がないなぁ・・・。6000万台も売れている乗り物は、ホンダのスパーカブ。1958年(東京タワーと同い年だ)に登場したスパーカブは世界15カ国で生産され、累計生産6000万台という素晴らしい記録を打ち立てている、らしい。でも、郷秋<Gauche>は残念ながら乗った事がない。

 乗ったことはないけれど、クラッチレバーがないことは知っていた。が、そのクラッチレバーがないわけを、今日、知って驚いた。「蕎麦屋が出前の時に片手で運転できるように」だって(情報源は「R25」2008 7/11-17号)。片手ハンドルでバイクに乗るって、今じゃ自転車でさえも許されない危険運転のためにクラッチレスの変速機が開発されたらしい。

 なんだか随分危なっかしい事が当たり前に行われていた、如何にも昭和っぽいことではあるが、そうやって日本は大人になってきたんだなぁ。

【蛇足】そう云えば、カブの荷台に取り付けて岡持ちをぶら下げたりする「出前機」(正式に「出前運搬機」と云うらしい)も、日本そば用、中華用、寿司用など、運ぶものによってカスタマイズされた専用機がある、日本が誇る大発明らしい。郷秋<Gauche>としては、実に大変気になるグッズだぞ。別に蕎麦屋の出前のアルバイトをしたいわけじゃないけれど・・・。


 例によって記事本体とは何の関係もない今日の一枚は、恩田の森、白山谷戸の青田と梅雨間の青空と白い雲。この写真をご覧になって、「日本中どこにでもある風景じゃん」と思われた方は幸せな方。横浜市青葉区にこの景色があるのは、実に奇跡的なことなのであります。
コメント ( 4 ) | Trackback (  )