郡山にプロオーケストラ誕生


画像は郡山交響楽団のオフシャルサイトより

 郷秋<Gauche>のふるさと、郡山にプロオーケストラが誕生していたようです。その名も「郡山交響楽団(Koriyama symphony orchestra)」。昨夜まで全く気がついておりませんでしたが、2019年9月に創設されていたようです。

 郡山市は2008(H.20)年に音楽都市を目指す都市(楽都)宣言をしました。 もともと合唱が盛んな地で福島県立安積女子高等学校(現安積黎明高等学校)をはじめ合唱の強豪校が多くありましたが、楽都を名乗るならプロのオーケストラがなくちゃ、そのオーケストラの根拠地となる音楽専用ホールがなければと、ずっと思っていたのでしたが・・・

 ほぼ時を同じくして福島市にもプロのオーケストラ「ふくしまチェンバー・オーケストラ」 が始動していたようです。長年オーケストラ不毛の地であった福島に時を同じくして二つもプロのオーケストラが誕生したわけです。日本には日本オーケストラ連盟加盟のプロオーケストラが36団体、その他に常設のオーケストラが数団体あるようですが、ネット上の一覧等によれば既述の二団体は現状ではその中にも入っていないようです。

 在京のオーケストラにあっても経営状況は芳しくないところが少なくなく、ましてや地方に所在するオーケストラの場合には地元自治体との関係(有り体に云えば資金援助)が不可欠なわけです。既述の二団体の現状はどうなのかと思いネット上の情報を調べた限りでは、「ふくしま」の方は多少なりとも行政との連携があり「郡山」の方は余りないようだという感じですね。

 私的には「郡山」の方が特に気になるわけですが、ネット上の情報を総合すると市や市民団体の考える「楽都郡山」政策・私案とは距離を置いたところで郡山出身者・縁故者が集まって「勝手に作ったオケ」、と云う印象を受けました。代表者が市を代表するホール正面に店を構える楽器店の経営者(Vc奏者のようですが)であったりすることも何かと影響しているのかも知れません。

 郡山を離れて半世紀が経つわけですが、ふるさとのことはいつになっても気にかかります。こと音楽のこととなればなおさらです。とりわけ地方に本拠地を置くオーケストラの運営が厳しいことは度々耳にするわけですが、始めた以上は歯を食いしばってでも継続し、やがて「楽都」郡山のオーケストラとして郡山の音楽を牽引し郡山市民に愛されるオーケストラになって欲しいと願わずにはいられません。

注:ネット上の情報を集めて得られた私見を記しておりますので、関係者には失礼あるいは見当違いな部分が多々あるかと思います。予めお詫びをいたしますとともにぜひその旨お知らせ頂き、また郡山交響楽団の現状をお教えいただければ幸いです。

 横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは1月21日に撮影した写真を7点掲載しております。快晴なれど寒風の吹く森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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