唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
国産カメラ開発物語
昨秋に、昭和時代の一眼レフのコアな愛好家が集まるFacebookグループの仲間に入れていただきました。カメラメーカーにお勤めであった方もおられたりで諸々刺激されることも多いのですが、そんなこんなで最近読んだのが「国産カメラ開発物語」(小倉磐夫著/朝日選書/2001年9月25日第一刷)。
ご覧の通り帯には「日本のカメラの縄文時代」(赤瀬川原平)などと書かれておりますが、これは如何にも奇を衒ったキャッチコピー。確かに戦前の光学兵器等々やそれにまつわる苦労話(伊号潜水艦で獨逸占領下の仏蘭西から各種の機密情報と現物を日本に運ぶ)などもありますが、メインは戦後の国産レンジファインダー開発からレンズのコーティング、一眼レフのクイックリターンミラー、AE(自動露出)、AF(オートフォーカス)にまつわるハネウエルとの特許訴訟問題ですので、私なら「日本のカメラ〜世界制覇への序章」としますね。赤瀬川氏のそれのようなインパクトはまったくありませんが、名は体を表しているのではないかと独りごちております(^^;。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは1月21日に撮影した写真を7点掲載しております。快晴なれど寒風の吹く森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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