唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
続、写真小考〜「鎌倉、金沢街道『塩の道』を歩く」
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ここ一、二週間、写真について、私にとっての写真とは何なのか、私にとっての写真はどうあるべきなのか、そんなことを考えておりました。
blogを初めて20年ほど、ほぼ毎日何がしかの写真と共に雑文・小文を書いて載せておりましたので、そんなblogに掲載した写真を2005年4月まで遡って確認してみました。
写真はほぼ毎日掲載しておりましたが(初期には写真なしのこともある)、確認したのはその中でも単発ではなく所謂「組み写真」となっているものです。それらは多少なりともストーリーを意識し、時に紀行文につける写真として、時に(大げさに云えば)社会的問題を提起するルポルタージとして撮った写真たちです。その中にはおよそ50年前に撮った、本気でフォトジャーナリストになりたいと思っていた時代の写真も含まれます。
大昔の写真は別にして、DSLRを入手してから10年ほどの間には随分とあちらへこちらへと撮影に出向いていたようですが、ここ10年ほどは恩田の森以外では「問題意識」を持って撮った写真は多くはありませんでした。「恩田の森」が私のフィールド、ライフワークとして位置づけられ、他の場所や事象には興味が向かなくなった故なのか思考の硬直化、有り体に云えば老化現象ということなのでしょうか。
ただ、ここしばらくの間に現在の私の写真のスタイルとはまったく異なる写真を見て、多少なりとも刺激を受けたことは事実であり、だからこそこんな小文を書いているわけでもあります。
そんなこんなで、共に技術的に未熟で写真だけで伝えきれない、文章だけでは伝えきれない私なりの「何がしか」の思いを伝え表現する手段が「写文」つまり写真と文章、かっこよく云えばフォトストーリー、フォトルポルタージュあるいはフォトエッセイなのかなと云う思いに至ったのでもあります。そのモチーフとして一番身近なものが「恩田の森」であるわけですが、これを機会にまた少し違うフィールドにもチャレンジしてみようかなという気持ちも湧いてきたりもしている昨今です。
と云う訳で今日の一枚はDSLRを入手し四半世紀ぶりに写真を再開して間もない2007年11月に撮った「鎌倉、金沢街道『塩の道』を歩く」の中から。5日に分けて16点の写真が掲載してあります。各ページへのリンクも設定してありますのでご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/gauche7/e/da4cec9ac903fe9844f484442eea6fe1
横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは1月21日に撮影した写真を5点掲載いたしております。穏やかな冬の日の森の様子をご覧いただけましたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/26499a035b0bdeb6866b1387a37c90cb
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