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このblogをご覧くださっている方であれば「南天」をご存知ない方は少ないだろうと思うところですが自宅に南天がある方を除けば、ご存知なのは雪兎の目にするその赤い実、あるいは赤飯に添えられた葉だけかも知れません。
白い米粒のようなものが蕾です。いくつか見えている黄色い物が花の雄蕊です。花弁は6枚あるのですが、開花するとすぐに3枚は脱落し、残った3枚も反り返るので蕊だけが目立って、それが南天の花のように見えるわけです。
南天は難転、つまり「難を転じて福となす」(決して難点ではない)、とも云われる縁起物で、冬に赤く色づく実は正月のお飾りや生け花にも使われます。葉には防腐効果があることから折詰弁当や赤飯に添えられます。葉に含まれるナンジニンという成分が熱と水分に触れると、防腐作用のあるチアン水素を発生するためだそうですが、それを経験から知っていた先人の知恵とは大したものですね。
そんな南天が青葉山荘でも庭の二箇所で花を咲かせています。先に書いたように開花後に散った半数の白い花びらが点々と地面に落ちている様が、初夏の風物の一つともなっている青葉山荘です。
横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは6月1日に撮影した写真を6点掲載しております。水無月朔日の森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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