唐松林の中に小屋を建て、晴れた日には畑を耕し雨の日にはセロを弾いて暮したい、そんな郷秋<Gauche>の気ままな独り言。
郷秋<Gauche>の独り言
きょうの新聞より
【帰国便はビジネスクラス】
オスロで開かれたノーベル平和賞の受賞式に出席した日本被団協の代表委員3名が、帰国便はSASの計らいでビジネスクラスを利用したとの記事。
SASの客室乗務員を長年務める渡辺慶子さんが、代表委員が往復ともエコノミークラス利用であったことを知り、SASのCEOに「高齢の方たちなので、何とかなりませんでしょうか」とMailしたところ「素晴らしいアイディアだと思う。喜んでサポートします」との返事がありグレードアップが実現。羽田到着前の機内で、生涯をかけて続けてきた活動に対する労い(ねぎらい)のアナウンスが日本語で行われ機内が拍手に包まれたことは既報であったが、客室クラスのグレードアップと云う粋な計らいがあったことは知らなかった。
【老老介護の末に認知症の妻を殺害】
11月、横須賀市に住む84歳の夫が、認知症になった妻の介護を一人で抱えきれず先を悲観し法被の紐で首を絞め、自ら110番通報。一度は週一度のデイサービスに通うようになったが継続できずに疲労し思い悩み事件に至ったとの記事。新聞ならではの詳細第二報。悲しい事件ではあるが、単なる殺人事件の報道ではない、深層を伝え、世に警報を鳴らす新聞ならではの記事。別面には独居老人の孤独死の記事もあり他人事とは思えない。
【非の打ちどころがない】
「非の打ちどころがない」と云うのは短所がないと云うことであって、長所があると云う意味ではない(門井慶喜氏の連載小説「夫を亡くして」より)。御意。ごもっとも。確かに。フツー、欠点のない人と聞けば、あぁ、良い人なのね、とついつい思ってしまうが、確かに非の打ちどころ、つまり欠点がないと云っているだけであって、長所があるとは云っていない。いや、欠点がないことがすなわち長所なのか? しかぁし、それではただのつまらぬ人間ではないのか。欠点は多くとも、どこか一つでも良い所のある人間になりたいものだ。
例によって記事本文とは何の関係もないきょうの一枚は、雑木林の最後の輝き。左下は林床の八つ手の葉。
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横浜市青葉区の住宅地の中に残された小さな里山の四季の移ろいを毎週撮影・掲載しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは12月21に撮影した写真を5点掲載いたしております。冬至の日を迎えた森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
https://blog.goo.ne.jp/ondanomori/e/757d05584a906271fab44a52b7ba376c
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