9月19日、英国のエリザベス女王の国葬が、海外からも多数の王族・元首が、日本からも天皇、皇后両陛下(国内法的には天皇は日本の元首ではないが、国際的には元首として認知され、そのような処遇を受けている)が参列し英国の伝統に基づき荘厳かつ厳粛な式典が執り行われた。
式が執り行われたウエストミンスター寺院の収容能力の関係から、海外からは一国二名までとの制約があったようだが、「我が国の(歴代の)大統領の中で一番女王と親しかったのは私だ」と豪語していた某国の「元」大統領は、自身が招待されなかったことについて不満タラタラとの報道。
歯に衣着せぬことで定評があると云われる英国人作家、ナット・ホワイト氏は、「彼は、英国人が人物評価をする際に重んじてきた伝統的価値のほとんどが欠如している。つまり、彼は上品さ、冷静さ、信頼性、同情心、見識、自己認識、節操、雅量、魅力、ウィット、ユーモア、機智に富んだ皮肉、人を楽しませるほのかな笑い、デリカシー、すべての面で欠けているのだ」。だから、もしウエストミンスター寺院の席に余裕があったとしても彼は招待されかったであろうと云ったとか。
さて、我が国のお話。27日には元首相の国葬が、多くの国民の反対にも関わらず強行されようとしている。この国葬の式場は14,471名収容とされている日本武道館である。諸般の事情があるのだろう、参列者はその半数以下の6000人と報じられているが、それでもウエストミンスター寺院の三倍である。
これなら某国の「元」大統領ご夫妻にも参列いただけるものと思われるが、果たして彼は参列するのか。国葬される元首相は「度々なるゴルフで元大統領と親密な関係を築いた」のだそうだが、彼は来ないだろうと郷秋<Gauche>は思うぞ。理由は簡単。既に亡きものとなってしまった元首相の葬儀に参列しても、彼には何のメリットもないからである。
一体全体何通の招待状が送られたのか知る由もないが、元首相の国葬についての参加諾否の返事の集まりが悪いらしい。返事の締め切りを延ばしてでも、一人でも多くの参列者を得たい、取り分け海外からの要人の参加者を増やしたい主催者(日本国政府のことだ)としては、もし某国の元大統領が参列してくれるならば、御々御の字だろうが、まぁ、そうはならないだろうな。
と云う訳で今日の一枚は、例によって記事本文とは何の関係もない、恩田の森に稲田をバックにして咲く韮の花と曼珠沙華。
横浜の住宅地の中に残された小さな里山の四季移ろいを毎週撮影しているblog「恩田の森Now」に、ただいまは9月17日に撮影した写真を6点掲載しております。稲刈り時を迎えた森の様子をご覧いただけたら嬉しいです。
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